毎月22日、23日の2日間に渡って行われている『動体観察 2Daysシリーズ』。11月22日は深谷正子さんのソロダンス、23日はゲストダンサーを迎えての公演です。
1991年から33年後、深谷さんの “ 現在の寝返り ”
今回のタイトルは「陰謀のように打った寝返りを その2」。
このタイトルは詩人・石原吉郎の『寝返り』の一節からの引用だそうです。
石原吉郎(いしはら よしろう 1915年〜1977年)はシベリアに8年間抑留された経験を持ち、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』に大きな影響を受けています。命が軽視される異常な状況の中で人間の尊厳を問いつつ、個の存在の消滅を恐れた石原にとって、「寝返り」という表現は象徴的な役割を果たしています。「寝返り」は石原自身の内面の変化、人生の転機、感情の揺れ動き、不安や孤独などを意味しています。
深谷さんが34歳のときの作品「陰謀のように打った寝返りを」から33年。長い年月を経て行われる “ 現在の寝返り ” はどういったものになるのか。とても気になります。
不詳ワカバ、体を供します
2日目のゲストダンサーは若羽幸平さん。
フライヤーのメッセージにグッときました。
せっかくなので抜き出しておきます。
「動体観察」深谷氏の試みに賛同して、不詳ワカバ、体を供します。、、とワカバが言っても、体には体の主張があるかもしれない。すまないね。体、勝手に決めて。これまらワカバに隷属してきた体、今日は好きにさせてみよう。
いかがですか?
最後に若羽さんのプロフィールを簡単に紹介しておきます。
<若羽幸平 プロフィール>
若羽さんは2004〜2020年まで舞踏カンパニー大駱駝艦に所属。2021年からは川村真奈さんと共同制作を行われています。デュオ作品「なにものにもなれなかったものたちへ」はSAI DANCE FESTIVALにてDuo First Prize、Choreographer’s concert にて審査員特別賞を受賞。同作品は国内外で招致上演され、“ Beyond 舞踏 ” と評されているそうです。2023年にはワカバコーヒーを旗揚げし、2024年12月20・21日には高架下空き倉庫(杉並区阿佐谷南2-36)にて舞踏、コンテンポラリーダンス、ジャグリングが織りなすダークファンタジー『Little Red Riding Hood』の公演が控えています。詳細は下記をご確認ください。
<若羽幸平さん&ワカバコーヒー情報>
・ワカバコーヒー公式サイト:https://wakaba.coffee/
・ワカバコーヒー X(旧ツイッター):https://x.com/CoffeeWakaba
・若羽幸平 X(旧ツイッター):https://x.com/wakabakouhei
・ワカバコーヒー インスタ:https://www.instagram.com/wakaba.coffee
・ワカバコーヒー YouTube :https://www.youtube.com/@wakaba.coffee
<公演詳細>
『動体観察 2Daysシリーズ』
開催日:2024年11月22日(金)・23日(土)
時間:19:00(22日)・16:00(23日)
※金曜日と土曜日では公演時間が異なります。ご注意願います。
料金:3,500円(23日とのペアー料金 5,000円)
内容:
22日(金):極私的ダンスソロ「陰謀のように打ったねがえりを その2」(深谷正子)
23日(土):「dāna」(若羽幸平)
会場:ストライプハウスギャラリー スペースD(東京都港区六本木5-10-33)
公式サイト:https://striped-house.com/
アクセス:東京メトロ「六本木駅」3番出口から徒歩約4分
Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/1121900055776919/1121900092443582?event_time_id=1121900092443582&acontext=%7B%22event_action_history%22%3A[%7B%22mechanism%22%3A%22attachment%22%2C%22surface%22%3A%22newsfeed%22%7D]%2C%22ref_notif_type%22%3Anull%7D
予約・お問い合わせ:上記Facebookイベントページ、もしくは本人に直接
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