空間実験室LABO『大塚理司(華道)+ 86B210 (舞踊)+ ヒグマ春夫(映像)』6月20日開催 四谷3丁目「Art Space呼応Co-oh」にて

2025年6月20日(金)、四谷3丁目「Art Space呼応Co-oh」にて空間実験室LABO『大塚理司(華道)+ 86B210 (舞踊)+ ヒグマ春夫(映像)』が行われます。空間実験室LABOというのは国内外で活動する鈴木富美恵さん&井口桂子さんの前衛舞踊デュオ「86B210」が毎偶数月に行っている実験的な公演。毎回、新しいゲストを迎えての即興一本勝負の舞台です。

 

まずは宣伝画像から。

こちらです。

空間実験室LABO『大塚理司(華道)+ 86B210 (舞踊)+ ヒグマ春夫(映像)』6月20日開催 四谷3丁目「Art Space呼応Co-oh」にて
↑画像をクリックすると拡大画像となります。

 

今回は「はな」と「映像」とのコラボです。幻想的な雰囲気のデザインです。よく見ると女性の画像が複製されて重なっているようですね。女性の身体を包む薄マゼンダと白の花びら。これも合成でしょうか。花の種類は……どうやら芍薬のようですね。色的にはアメリカシャクヤクでしょうか。なんとも不思議な浮遊感があります。

 

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉がありますので、そこに引っかけたのかもしれませんね。いや、そんなことないか……汗。

 

ちなみに「立てば芍薬〜」は女性の立ち振舞いの様子を表現した言葉として知られていますが、女性のイライラ(気が立つ)を芍薬で鎮めるといった生薬の処方を伝える言葉でもあるようです。

 

少し脱線しました。

 

 

「古流かたばみ会」家元の大塚理司氏と映像作家のヒグマ春夫氏

「古流かたばみ会」は江戸時代中期に発生した流派。250年以上の歴史があり、大塚理司さんは9代目になるようです。ぜひ公式サイトをご覧になってください。

生け花 古流かたばみ会
https://katabami-koryu.com/

 

そしてヒグマ春夫さんの公式サイトはこちら。

 

 

ヒグマ春夫さんはKsギャラリーさんの展示などで以前から拝見することが多い作家さんです。

 

あまり展示の感想は書いてないのですが、昨年10月に行われた『ヒグマ春夫の映像パラダイムシフトvol.93(共演:横滑ナナさん)』公演について投稿していたので貼っておきます。

 

 

ヒグマさんの映像に関しての印象ですが、私は「有機質と無機質の混在」「歴史と時間の混合」「生命や細胞のデザイン」といったものを感じます。ちゃんと説明が必要ですが、今回は割愛させてください。

 

映像の完成度の高さは言うまでもないのですが、不思議な余白があるところが魅力でもあります。さまざまな人とのコラボを続けてきたことで磨かれたものなのか、ヒグマさんが本質的に “ 媒介者 ” 的な気質を持ってらっしゃるのかはわかりません。

 

『ヒグマ春夫の映像パラダイムシフトvol.93』で行われたような、ライブ感もプラスするような展開になるのでしょうか。はたして。

 

 

・ ・ ・

 

 

空間実験室LABOというの企画は、多分、ほとんど、敢えて打ち合わせしないで行われる公演です。

一期一会の機会、お時間のある方はお立ち会いください。

残念ながら私は別件で行けず。。。

 

 

公演詳細

<公演詳細>
空間実験室LABO『大塚理司(華道)+ 86B210 (舞踊)+ ヒグマ春夫(映像)』

開催日:2025年6月20日(金)
開演時間:20:00〜(開場:19:30)

会場:Art Space呼応co-oh
住所:東京都新宿区四谷3丁目6ー9 地下一階 結城ビル
会場ホームページ:https://www.cooh-studio.com/
アクセス:東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」4番出口から徒歩約1分(表通りから杉大門通りに入り、一本目を左へ。ビルの裏口側がエントランスです)
MAP: https://x.gd/8HcDZ

料金:2,500円(1ドリンク含)
チケット予約:
https://www.cooh-studio.com/event-details/stage-online-theatre-6-20-fri-kin-kukanjikkenshitsulabo-otsukasatoshitsukasa-kado-86b210-buyo-higumaharuo-eizo/form

※もしくは 86b210gmail.com ★→@に変換、出演者に直接ご連絡を
Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/509267225036251

オンラインシアター:
6/21日から特別編集された映像アーカイブ鑑賞可能
https://86b210.stores.jp/items/683c518499e93c1332706719?fbclid=IwY2xjawLBqJlleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFBaXZmVk4yQ2p0dFpyUUM0AR4D7bPxC9TpfquwQ5P1nl9dizcnVWjQEprqOfxmLDVi_u9pfCiKRjD9UHt0ow_aem_1Jq55HvkBpp5A16QYn9QWQ

 

 

 

出演者プロフィール

◯大塚理司(古流かたばみ会家元)

1955年、古流かたばみ会会長・大塚理諄の次男として東京都に生まれる。
1968年頃より先代家元熊井理総、大塚理諄より華道の手ほどきを受ける。
1978年、早稲田大学文学部美術史学科卒業。大学在学中に、愛知県瀬戸市の陶芸家加藤春鼎氏の許で陶技を修め、後に東京・池袋に築窯。日展、朝日陶芸展、日本伝統工芸新作展等に入選歴をもつ。
1980年、古流協会審査制展出品、受賞。以後各種華道展に出品を重ねる。また、華道関係の展覧会に留まらず、現代美術の野外展などにも参加し現在に至る。
1995年、古流かたばみ会家元就任。
https://katabami-koryu.com

 

 

◯ヒグマ春夫(映像作家・美術家・パフォーマンスアーティスト)

映像が介在する表現「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト」を継続中。他に年一度のコラボレーション企画「ACKid」、「連鎖する日常/あるいは 非日常・展」がある。’90年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークに滞在その成果発表を’08年「DOMANI・明日」展を国立新美 術館。2002年「第5回岡本太郎記念芸術大賞-展」優秀賞。2004年 個展「水の記憶・ヒグマ春夫の映像試論」・川崎市岡本太郎美術館。2006年’09年 大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ。他にジャンルを横断したコラボレーションや映像パフォーマンスを国内外で展開している。
https://higuma.art-studio.cc/

 

 

◯86B210(前衛舞踊デュオ)

国内外で活動する前衛舞踊デュオ。
在仏日本大使館広報大文化センター『パリ‐東京フェスティバル』を皮切りに欧州各国で活動。「人間らしく生きる」ことをテーマにした詩的な作品づくりと、感覚的実験としての“即興”、この2つをベースに活動している。
2007年には「DANSER(フランス)」、および「ballet tanz, Best Stage 34(ドイツ)」のトップに掲載。2013年、「Art Space呼応 co-oh」を開業。様々なアートが交流する場を提供している。アーティストとのセッションをはじめ、写真や映像作品にも出演。モノクローム写真の巨匠、Michael Kennaの大回顧展では被写体を務め恵比寿写真美術館に出展された。
その他、大分県立美術館教育普及、『瀬戸内リトリート 青凪文化音楽芸術祭』、『アートビオトープ那須』、『山のシューレ』等に出演。 2022年、舞台作品「震える空~Vibrating Sky」がエストニアの『Aasia festivalil 1000 kurge』、スイスと仏でも招聘。好評を博した後、2024年に再招聘された。2022年と2024年には国際的アートトリエンナーレ『越後妻有大地の芸術祭』に出品。民謡協会とのコラボレーション作品をドミニク・ペローのバタフライパヴィリオンと共に発表。常にジャンルを超えて活動している。
2025年11月28日、青山草月ホールにて30周年記念公演T-W-Oを開催する。
https://www.86b210.com

 

以上

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