ワークショップ公演『美術と即興』は大盛況のうちに無事終了

2024年10月14日(月・祝)に井荻会館で行われたワークショップ公演『美術と即興』。おかげさまで大盛況のうちに無事終了いたしました。深谷正子さん&坂田純さんをはじめ関係者のみなさま、来場者のみなさま、ありがとうございました!

 

坂田純さんの圧倒的な美術空間(和紙・墨・柿渋)の中で行われたワークショップは参加者にとっても刺激的だったようです(感想の追記していきます)。

 

今回の公演は、富士栄 秀也(即興サイド)と渡辺宏(美術サイド)の2人による共同企画です。このスタイルも珍しいです。いい意味で緊張感があり、今後につながっていく予感を感じさせられる時間でした。

 


ワークショップ公演『美術と即興』の概要

まずは催しの基本概要からお伝えします。

 

ワークショップ公演『美術と即興』

深谷正子と坂田純の
遭遇から生み出される
体験・触発・発見

開催日時:2024年10月14日(月・祝) 13時〜
会場:井荻会館(東京都杉並区西荻北4丁目35−9)

企画意図:
『美術と即興』は、美術の企画をメインに活動してきている渡辺宏(ハート・トゥ・アート)と即興表現に造詣が深く、自身もヴォイスパフォーマーとして活動する富士栄秀也の2人による共同企画です。目的は大きく2点。「美術と即興という異なるジャンルを意図的に組み合わせ、表現の面白さや魅力を一人でも多くの方に広く伝えていくこと」「踊り続けて半世紀となる深谷正子さんというレジェンドの即興エッセンスや新鮮な経験を多くの人に感じてもらうこと」となります。今回は現代美術家の坂田 純さんを迎えての公演となりました。

 

プロフィール:
深谷正子(振付師・ダンサー/77歳)
1947年東京生まれ。日本体育大学健康学科在学中に芙二三枝子のダンスに出会い、モダンダンスの存在を知る。卒業後、藤井公・利子の下でダンスのエッセンスを学ぶ。1976年より「動体証明」と名付けたシリーズを開始。ダンスの枠を取り払い、動体としての表現を追求し始める。2001年、主宰する深谷正子ダンスカンパニーを「ダンスの犬ALL IS FULL」と改めて、〈そこに体がある〉〈塊としての体〉から、ダンスに温度を注入している。現在は「動体観察 2daysシリーズ」公演を六本木ストライプハウスギャラリーにて開催中(毎月22日・23日)。

 

坂田純(現代美術家/75歳)
1948年横浜「生け花香風流家元」に生まれる。1980年に家元である父親が若くして他界し、家元を襲名する。生け花界での創作活動に取り組むが、次第に現代美術の世界に関心を示していく。1985年頃から和紙を使用し、ギャラリー全体をカンバスに見立て、壁や天井・床の全てを取り囲む作品を発表。2000年前後にはバリ島にアトリエを構えて制作を行う。その際に出会ったバナナペーパーの美しさ、繊維の力強さ、質感に感動し、クレパス・墨を使った平面作品を意欲的に制作している。毎年1月には銀座「巷房」にて個展を開催。現在は横浜在住。2025年1月6日(月)〜11日(土)に銀座・奥野ビル「巷房」(中央区銀座1-9-8 奥野ビル3F+B1F)にて個展開催。

 

当日の流れ(以下は開催前の予定):
12:30  開場、受付開始
13:00  開演。深谷正子さんによる実演スタート
13:35  深谷さんによるレクチャー
14:05  実演とレクチャーを参考にして、
参加者全員参加による実演(15〜20分程度)
14:25  ワークショプ組決めの時間を10分差し上げますので、
4〜5人の1組を自主的に作ってください。
※ワークショップは出会いの場でもあります。
積極的に初対面の方に声を掛けてください^_^
※5人4組にすると、1組持ち時間25分、振り返りに5分。
4人5組にすると、1組持ち時間20分、振り返りに5分。
14:35〜16:30  ワークショップ参加者による実演
(時間・進行:富士栄)
16:30〜16:45  感想・着替え・撤収作業
17:00  掃除を含めて完全撤収。その後、有志で打ち上げへ

実際は上記とは異なる展開となりました。それも「即興」を柱にしている企画ならでは、といったところでしょう。

 

スタッフ:
照明:玉内公一
映像撮影:野田 孝則
スチール撮影:清水 俊之
協力:レンカ
企画:富士栄秀也・渡辺宏(ハート・トゥ・アート)

 

関連サイト:
・Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/1170914597329210/
・ディスカッションページ:https://www.facebook.com/events/1170914597329210/?active_tab=discussion
・深谷正子 存在を深掘りする:https://heart-to-art.net/improart/blog003-fukaya-masako-20240922/
・深谷正子 今回のワークショップ公演『美術と即興』を行う理由:https://heart-to-art.net/improart/blog008-fukaya-masako-20240927/
・深谷正子  富士栄秀也が深谷さんの表現に迫る!:https://heart-to-art.net/improart/blog012-fukaya-masako-20241011/
・坂田 純  圧倒的な生命力に魅せられた現代美術家!:https://heart-to-art.net/improart/blog013-jun-sakata-20241012/

 


公演の記録(映像と写真)

当日の記録映像は、映画監督の野田孝則さんが担当。最近では『うかうかと終焉』『それいけ!ゲートボールさくら組』『紫 MURASAKI 伝説のロック・スピリッツ』『なんくるないさぁ劇場版 生きてるかぎり死なないさぁ』などの作品を撮られています。スチールは高円寺で映像&スチールなどの記録撮影、ダビングなどを手掛ける「ビデオダック」をやられている清水俊之さんが担当。一部は渡辺や富士栄、その他の方々から提供していただいたものも加えていきます。徐々に増やしていきますので、よろしくお願いいたします。映像は編集作業もあり、しばらくお時間いただきます。編集は渡辺がやります。

 

<公演の記録>

 

今後、参加者による公演の感想や、渡辺と富士栄による振り返り、詳細報告などを追記していきます。この企画が、他の美術&即興関係者にとって何かプラスになることを願っております。

 

 

 

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