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2023年01月13日の『ハート・トゥ・アート』活動日記です(9/300)。
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表現者の言葉と活動報告を絡めた日記です。簡単でも、短くても、活動の一環として雑文を積み上げて(更新して)いきます。「9/300」というのは、「毎日は無理だけど、2023年には300回くらいは書きたいな」という願望が込められています。そういうことで今回で9回目の『ハート・トゥ・アート』活動日記です。
今日の表現者の言葉は、内村鑑三(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます。以下同)です。
1月09日の日記で紹介した志賀直哉の師匠にあたる存在です。志賀直哉の58歳時の回顧録『内村鑑三先生の憶い出』では、生涯の師は内村一人と明言しています。
志賀直哉は18歳のときから7年間ほど内村鑑三のもとに通い、内面的な影響を受けました。25歳のときに自分の葛藤から解き放たれたことを理由に内村鑑三のもとを去りました。
内村鑑三の言葉はたくさんあります。私は彼の真髄は「回心」にあると思っています。
「回心」とは、視点や思考の方向を逆転させることです。内村鑑三はキリスト教と触れることで、視点を変える極意を摑みました。これが内村の拠り所です。
例えば、苦しみは避けることではなく、苦しみを歓迎するように意識を変えることです。
「回心」の極意を掴むと、焦りがなくなります。不安がなくなります。達観することで心に余裕が生まれ、視野が広がります。
では、内村鑑三の名言です。
「急ぐべからず。何事もあせらずにゆっくり行くべし」(内村鑑三)
何かネガティブなことに翻弄されそうになったら、「回心」して、その状況をポジティブに受け入れることが必要なんでしょう。
揺れていれば雑になるし、焦点もボヤけてくるし、不安定になり、装飾過多となるだけです。やっていることも無駄になりかねません。
創作物の最上とは、「品格」があること
私は編集者が本業です。以前には職人の仕事場にうかがって話を聞く記事を毎月書いていたことがあります。
若い人からベテラン、人間国宝クラスの人などと接することで、ものづくりについていろいろと考えさせられました。
そして、「品格」というキーワードに行き着きました。
創作物の最上とは、「品格のあるなし」だと確信しています。この考えに辿り着いて20年以上は経っていますが、変わっていません。今後も変わらないでしょう。
「品格」がある作品には余計なものが削ぎ落とされた揺るぎない存在感があるように感じられます。
そして「品格」のある作品を作る人には、「余裕」「覚悟」「内面の分離」などがあります。自分の作品を全肯定しつつも、全否定するような極端な意識が同居しているような状態です。まさに内村鑑三はそんな人だったような気がしています。
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活動日記を無理しながら書いていると、いかに自分に余裕がなく、覚悟もなく、自信もなく、揺らいでいるのかがわかります。
無理くりアートに話を持っていこうとしています。
このまま名言紹介路線で進むと、『ハート・トゥ・アート』の路線からどんどんズレていきそうです。もちろん品格からもどんどん離れていくだけです。
しかし、こんなときこそ「回心」が必要なんでしょうね。
『ハート・トゥ・アート』自体の活動は自分の作品です。そもそも自分が面白いと思うことを伝えることが基本でした。
くだらない葛藤の自分語りはアカンですね。
ゆっくりでも活動の一歩を紹介できるようにしていきます。
では、今日はここまで!
2023年1月13日(金)
以上
今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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