<過去記事プレイバック>
散らばったサイト記事の統合、振り返りながら現在の変化と比べることでの新しい発見を期待して「過去記事プレイバック」をはじめました。当時の記事は「引用」で囲み、更新日は当時の設定にしております。新たな部分は追記日(例:2017年12月××日)を加えています。
目次
全部で100記事程度更新した「ライブドアBLOG」
<2017年12月10日追記/引用部分のぞく>
ライブドアBLOGをはじめたのは「2004年05月14日」。ライブドアがイケイケ状態の時期です。まさに栄枯盛衰ですね。
全記事は100記事程度でした。
まずは当時の記事の引用から(基本的に原文ママ)。
展覧会・イベントなどの情報blogスタート
初blogです。今まではHPで更新作業をしていたのですが、非常に面倒な作業なので滞ってばかり。そこで思い切って blogを活用して『ハート~』に参加してくださった作家さんの活動を中心とした展覧会情報を紹介してみることにしました。blogタイトルは「訪根歩記」。たずねあるき、と読ませる当て字です。若手参加作家を中心とした個展情報やアートイベント・展覧会・音楽など、個人的に気になる「表現」全般を訪ね歩いていこうと思いますので、東京周辺で何か面白い展覧会・イベント情報などがありましたらメールください。
blogは使い慣れていないので、ゆっくり勉強しながら更新していきたいと思っています。
(livedoor Blog『アートな徒然blog』 2004年05月14日 00:29)
「訪根歩記(たずねあるき)」とは……ダサいですね。こういう語呂合わせが好きなので仕方ないです。
この当時の記憶は正確に思い出せませんが、サイトの更新に苦しんでいたんだと思います。それには理由がありました。
2002〜2004年頃、Mac OS X のリリースとバージョンで苦しんでいた
Mac OS X がリリースされたのが2000年秋。2004年の頃は「Mac OS X 10.3 Panther(パンサー)」の時期です。
OSのバージョンアップとアプリケーションの互換性に苦しまされていた時期で、昔のようにサイトを自由自在に更新できなくなりはじめていたはずです。
最後の最後まで「Macクラシック環境」を使い続けたことで、かなりインターネットの流れに取り残されたと思います。
結局はブラウザーもマトモに動かなくなり、断末魔の悲鳴をあげていましたね。それがいつの頃だったかは覚えていませんが、1000人程度の登録があった「まぐまぐメルマガ」も発行できなくなりましたのもこの時期だったかもしれません。
ライブドアの栄枯盛衰。2004年は買収もピ−クでホリエモン笑い止まらず?
ライブドアは1996年4月にオン・ザ・エッヂとして設立されました。2000年に上場し、2002年にライブドアを買収して社名をライブドアに変えました。
ライブドアの成長の歴史は、買収の歴史でもありました。ウェブキャッシング・ドットコム、日本グローバル証券、イーバンク銀行、ロイヤル信販などのイーファイナンスの買収で、大きく利益を上げていきます。
ホリエモンも笑いが止まらなかった時期だと思います。
しかし楽天の参入での球団買収失敗、フジテレビ介入によるニッポン放送買収計画失敗など、徐々に勢いに影を落としていくようになっていきます。
2005年には堀江貴文氏が総選挙に出馬しますが落選。坂道を転げ落ちるように2006年1月には証券取引法違反容疑によって逮捕となります。
2013年の仮釈放後の活動に関してはご存じのとおり。
By Kevin Krejci (DSC_0342) [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons
堀江貴文氏
ホリエモンは気づいた? 「アートが持つ無限の可能性」
最近、YouTube番組「ホリエモンチャンネル」でホリエモンがアートについて語ったことが話題になりました。
画家の広報担当をしている人に対して「画家の生き様なんかぶっちゃけどうでもいいよね。その画家の作品をアピールするのが王道なんじゃないかな。著名人と絡んだ作品をプロデュースするといいと思うんだけど」「その画家の作品を1億円くらいで買ってみれば? やっぱり価値の指標で一番わかりやすいのはお金だよ」「大衆を説得して価値を上げるのは大変だけど、『この人の言うことなら信じられる』と評価されている1人を説得することはもしかしたら可能だよね」などと答えていました。
<出典>
U-NOTE「ホリエモンが考える最大のアーティストへの支援方法」http://u-note.me/note/47507470
魚拓:http://archive.is/8DWVr
また、村上世彰氏との対談では「僕もアートやろうかなと思っているんですよ。いまはネットがあるから、国境なんか簡単に越えられるじゃないですか。そのアートがヒットすればムーブメントが生まれて、『あのアートがきっかけだったよね』となるわけですよ。その作品は僕が作らなくても、チームホリエモンで作ればいい」と発言しています。
<出典>
「文春オンライン」編集部 http://bunshun.jp/articles/-/3100?page=2
魚拓:http://archive.is/2bX7s
ホリエモンは少なくともアートの可能性には気づいているようです。しかし可能性を導き出す要素にまでは気づいていないような気がします。
表面的には誰もが気づいている。大事なのは売るための「文脈」があるかどうか
ホリエモンの記事を読むと、表面的な部分は言い古されたことだと思います。大事なのはアート作品の根底に流れている核となる要素です。核となる要素が大きな付加価値を生み出します。
結局、アートに大きな価値を付けるポイントは「文脈」があるかどうかにトドメを刺すのではないでしょうか。
では、アートの歴史にポイントを打つための「文脈」とはなにか?
それを見出すか、創り上げるしかないのです。
しかし、アーティストたちはそこを追求することはしません。なぜならば、そこがアーティストたる所以だからです。
激しく売るためにはビジネス的な発想が不可欠です。良し悪しは別として。
小さく売るだけなら「好きキライ」で事足りますが。
余談ですが、初期の『ハート・トゥ・アート』が少しばかり話題になったことも、アートの歴史にわずかながらもポイントを打ったことが理由だと感じています。
チームラボ代表・猪子寿之氏との対談では、その「ポイント」について触れられています
By Bananaheaven (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
チームラボ株式会社ロゴ
猪子氏の海外戦略からの逆輸入スタイル、PACE GALLERYの思考の変化、歌川広重の『大はしあたけの夕立』、アートの持つ可能性と役割、ウォーホルが売れた理由、明示化されていない美の追求など、ポイントになる話が満載です。
portrait posthume d’Hiroshige par Kunisada. (posthumous memorial portrait of Hiroshige by Kunisada (Toyokuni the Third). which was published by Uoya Eikichi).
江戸時代末期の浮世絵師、歌川広重
Hiroshige [Public domain], via Wikimedia Commons
ゴッホが模写したことでも知られる名所江戸百景『大はしあたけの夕立』
<出典>
HORIEMON.com http://weblog.horiemon.com/100blog/44142/
魚拓:http://archive.is/Ljncx
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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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