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杉並のイベント協賛に常に名を連ねている丸美屋
『ハート・トゥ・アート』活動の後半から地域イベントのお手伝いをするようになりました。その後、イベント休止中もNPO関係やボランティア関係、商店街関係など、黒子でお手伝いすることが山ほど増え、『ハート・トゥ・アート』だけをやってる時期よりもハードな日々だったような気がします。
テレビ時代劇『大江戸捜査網』の「死して屍、拾う者なし」というナレーションが有名です。ご存じでしょうか? いつも思うのですが、地域活動ってのは累々と続く無名の活動者たちの屍の上を新しい人たちが進んでいくイメージがあります。要するに名も知られないままで活動してきている人たちの多さには驚かされるってことを言いたいわけです。
さて、丸美屋さんのお話。
杉並のイベントでは協賛企業さんのお力添えがあったりします。金銭的なサポートや商品の提供などをしてくださるわけです。先程の名も無き活動者と同様に、影ながら応援してくれている地域の企業さんっていっぱいあります。
丸美屋さんはそういった協賛企業にいつも名を連ねている印象です。
杉並区のイベントで丸美屋さんの商品を提供してもらった方も少なくないでしょう。
公益性が高いイベントに限られることではありますが、イベントをやる側にとってはホントにありがたい存在です。まさに縁の下の力持ち的な企業さんです。
丸美屋公式ホームページ
http://www.marumiya.co.jp/
杉並に工場を構えて半世紀以上となるメジャー企業
丸美屋さんの歴史をザックリとご紹介します。
正式名称は「丸美屋食品工業株式会社」で、創立は1951年。前身となる丸美屋食料品研究所(1927年創立)が東京大空襲により一旦解散となりましたが、研究所に在籍していた阿倍末吉氏が再興しました。
末吉氏の営業マンとしての才覚はなかなかのもので、「是(これ)はうまい」をヒット商品に育て上げました。
http://www.marumiya.co.jp/community/history/index.html
丸美屋のルーツ「是はうまい」(「丸美屋ヒストリーミュージアム」より)
全国的なヒット商品「のりたま」が発売されたのが1960年。翌年に杉並工場(杉並区大宮前)を竣工し、本社も移転。一気にふりかけ業界のトップ企業へと成長していきます。
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ロングセラー「のりたま」(「丸美屋ヒストリーミュージアム」より)
ロングセラー「のりたま」が飽きられずに愛される三つの理由
「のりたま」は細やかな味に対する配慮の試行錯誤の歴史でもあります。愛され続けてきた理由は、下記の三点を挙げることができます。
愛される理由の一つ目「味の均一化」
のりたまは「たまご顆粒」「たまごそぼろ」「焼き海苔」「胡麻」「抹茶塩」「さば削り節」という6種類の具材からできています。季節や産地によって味が異なってしまうことを防ぐために、ブレンドを繰り返しているそうです。これによって年間を通じての味の均一化を徹底させています。
愛される理由の二つ目「時代に合わせた味の変化」
発売以来、味を8回変えてきています。味が時代遅れにならないように、伝統を守りつつも時代に合わせた味覚の研究を怠らない姿勢を貫いています。「たまごそぼろ」が加わったのは5回目のマイナーチェンジのタイミングでした。それまでは5種類の具材で作られていたのです。
愛される理由の三つ目「隠し味で日本人の味覚を刺激」
日本人のソウル食材はいろいろ挙げられますが、ジャパンスイーツの代表といえば「あんこ」です。「のりたま」は企業秘密の隠し味として「こしあん」が使われています。
どのような使い方をされているかは明らかにされていませんが、多分、小豆をゆっくり煮詰めた煮汁を「たまご顆粒」あたりに吸わせ、ほんのりとまろやかな風味を纏わせているのではないかと推測しています。そうしないと、「たまご」はただの黄色い粒になってしまう危険がありますから。
ロングセラー「のりたま」が飽きられずに愛される理由は、時代の変化に絶えず目配せしながらも、オーソドックスな部分を守り続ける絶妙なバランスがあってこそなのです。
「のりたま」のパッケージデザインは大高重治氏によるもの
グリーンのバックに卵ボディの黄色いニワトリが印象的なデザインの「のりたま」。パッケージデザインを手がけたのは大高重治氏。
ニッカウヰスキー「キング・オブ・ブレンダーズ(ブレンドの王様)」や全音楽譜出版「こどものバイエル」の表紙をはじめ、高度成長期に併走しながら多くの人たちの夢を膨らます象徴的なデザインをつぎつぎと生み出しました。
http://meisoujoukikan.net/schedule/%E5%A5%BD%E8%A9%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%8D%E5%BB%B6%E9%95%B7%E3%80%80%E5%A4%A7%E9%AB%98%E9%87%8D%E6%B2%BB%E6%89%8B%E6%9B%B8%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E5%B1%95
国立のギャラリー「明窓浄机館」での展示DM(明窓浄机館サイトより)
丸美屋さんが現在の松庵に移転したのは1982年。末吉氏の長男である阿部豊太郎氏が四代目社長として丸美屋の精神を守り続けています。
丸美屋の基本精神は“楽しい団らんの演出”だが、時代を読んで攻める姿勢もすごい!
毎日の食卓を楽しく演出することが丸美屋の基本精神です。さらに私は時代の流れを読みつつ、攻め続けるチャレンジ精神が原動力になっていると感じています。
テレビアニメの放映がはじまった時代の波に乗ったエイトマンシール企画をはじめ、キャラクター戦略は現在も健在です。
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1973年発売「ロボコンふりかけ」(「丸美屋ヒストリーミュージアム」より)
麻婆豆腐のイメージを飛躍的に向上させたのは「丸美屋 麻婆豆腐の素」のおかげともいわれています。
大ヒットした「3色パック容器」はテレビ番組で披露された小学2年生のアイデアをすぐに商品化したものです。
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1968年発売「3色パック」(「丸美屋ヒストリーミュージアム」より)
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大好評の「手のりシリーズ(期間限定バージョン)」(「丸美屋ヒストリーミュージアム」より)
最近では『7種の野菜を食べる、ミネストローネ』といったスープ関連、期間限定の釜めしの素などを続々とリリース。「なぜにこんなハイペースで新商品を出すの??」と驚かされます。
2017年10月には三宅裕司さんが企画・演出・出演をしたWEB限定動画『混ぜ込みルンバ』を公開中。60秒編は100万回再生に迫る勢いです(2018年3月31日(土)までの限定公開)。
創業者の末吉氏はかなり精力的に営業をした方のようです。きっとそんな遺伝子が豊太郎氏にも受け継がれているんでしょう。
自社商品を使ったレシピサイトも充実している丸美屋さんですから、2018年には「ふりかけアイドルYOU TUBER」なんてのが登場するかもしれませんね。
丸美屋×杉並区コラボふりかけ「なみすけふりかけ」は?
以前、「なみすけふりかけ」が区役所内ショップ限定で販売されていましたが、現在もあるのでしょうか。電話して確認すればいいんですが、面倒なのでしませんが。
もちろんツイッターもやられていますので、最新情報はこちらでゲットしてください。
https://twitter.com/marumiya_jp
<参考>
アマゾンで丸美屋さんの商品を検索してみました。
『丸美屋 のっけるふりかけ 焼肉ビビンバ味瓶入』がベストセラー商品になっています。どんな味なんでしょう。気になります。他にも宮城県出身の私としては『ずんだもちの素』なんてものを見つけてポチりそうになてしまいました。
紙一重で脱落する人は、あと一歩の努力ができない
できたら2月18日開催の「見本市 in 永福和泉」の協賛をお願いしたいよなぁ。。。と思ったりもしますが、私も他で精一杯だから声かけられそうもありません。協賛いただけるかどうかはわかりませんが、企画書一枚すらも書けなくなってきているんですよね。
ほんの少しの努力ができないのは良くないですね。こういうほんの少しだけの積み重ねができないと脱落することにつながっていきます。紙一重とはよく言ったものです。
でも……ほんの少しの努力ができなくなってしまう時期もあるんです。
最後は脱線してしまいましたが、丸美屋さんのさらなるご発展をお祈りしております。
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「関伝地(カンデンチ)ってなんだ?」と思った人は、こちらへ。関伝地(カンデンチ)という言葉に関して簡単に説明しております。
http://www.heart-to-art.net/kan_den_chi_profile.html
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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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