『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。新型コロナ騒動で教育の現場も混乱しましたが、ようやく授業もスタート。ゆっくりと平常に向かって調整が行われているようです。そんな中、杉並区では「杉並和泉学園」に続き、新たに施設一体型の小中一貫教育校「高円寺学園」が誕生しました。
目次
杉並区は「小中一貫教育」を2010年からすべての学校で実施
「小中一貫教育」を説明すると長くなりますが、義務教育の9年間に一貫性を持たせ、教育を充実させていこうという試みです。
→ 基本方針などの詳細は「小中一貫教育(杉並区役所)」をご覧になってください。
一貫教育のイメージは、同じ校舎で行わているイメージを持たれる方も多いかと思います。しかし、校舎を簡単に壊したり合体するわけには行きません。
現実的には、大半のケースが「分離型」と呼ばれる形で近隣小中学校が連携して「小中一貫教育」を実施しています。
杉並区初の「一体型」が誕生したのは2015年で、杉並和泉学園が第一号です。
そして2020年に新たに「一体型」の小中一貫校が誕生しました。それが高円寺学園です。
これです。
じゃぁ〜〜ん!
建設当初はいろいろと反対運動もあったんですが、いつしか完成してしまいました。この反対運動に関して私が知っている限りの詳細を書くと、考えさせられることも少なくありません。
ひとつだけ言えることは、高円寺学園の存在が未来にとってプラスの方向に変化していけばいいと思っています。
では、簡単に施設の情報をご紹介します。
高円寺学園が目指すのは「まちを育む拠点」といった感じか
高円寺学園に関して杉並区役所のサイトを見ると、「高円寺小学校と高円寺中学校の小中一貫教育校」という説明書きが載っています。しかし、実際は「杉並第四小学校、杉並第八小学校及び高円寺中学校の3校からなる小中一貫校」となります。
理想はいろいろあるようですが、基本的な考え方は「地域力を生かし、地域と共に歩む学校」を目指しているようです。
地域の住民が利用できる開放会議室も設置されているようです。
地域と連携しながら、「まちを育む拠点」になればいいですよね。
<高円寺学園>
住所: 〒166-0002 杉並区高円寺北1丁目4番11号
電話:03-5318-1531
アクセス:高円寺駅より徒歩約7分
公式サイト:https://www.suginami-school.ed.jp/koenji/
学園長名:橋本 剛
学級数:小学部:18学級/中学部:5学級(令和2年5月1日現在)
特別支援教育:小学部・中学部各1学級(令和2年5月1日現在)
児童生徒数:小学部492名・中学部142名(令和2年5月1日現在)
※防災井戸、マンホールトイレ、自家用発電設備、防災倉庫や帰宅困難者用倉庫等を設け、地域の防災拠点としての機能の充実が図られている。
「学園章」に込められた想い
「学園章」はこれです。
基本となる3つの円は「学校」「家庭」「地域」を表現しています。さらに「杉の木」のイメージさせた3つの円は、杉並第四小学校、杉並第八小学校、高円寺中学校を示しています。
すべての円が一丸となることで、大きな花を咲かせる未来を表現しているそうです。
教育スタンスは「インクルーシブ教育」
教育スタンスは、以前から杉並第四小学校で行われてきた「インクルーシブ教育」が基本です。
インクルーシブの意味は、「包み込む」といったニュアンスです。
人間の多様性の尊重し、障害のある子どもと障害のない子どもが共に教育を受けることを合理的配慮の上、調整していくことです。めざすのは「共生社会」の実現です。
この説明を聞くと、「ああ、そっか! なるほどね!」と思う人もいるかもしれません。
かつて杉並第四小学校には乙武洋匡(おとたけ ひろただ)さんが任期付き教員として勤務したことがあるからです(2007年から3年間、23人の子どもを担任)。
意欲的な学園長、橋本 剛さん
高円寺学園の学園長は、橋本 剛さんという方です。高円寺中学第19代校長からの流れで、初代学園長を務めています。
サイトをのぞいてみると、学園長ブログは休日以外更新されています。
非常に意欲的な印象です。
https://www.suginami-school.ed.jp/koenji/blog/
高円寺地域区民センター協議会(http://www.koenji-kyogikai.org/)の発行する会報「ふれあい No.232(2020年6・7月号)」には、写真入りで登場していましたので、載せておきます。
いきなりの新型コロナ禍からスタートした高円寺学園ですが、今後の展開が楽しみですね。
私も地域の教育関係施設と絡むことも少なくないので、いずれリンクすることもあるかもしれません。
ワクワクです。
では!
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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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