『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。今回は「二科展(にかてん)」について少し掘り下げてみます。
目次
「二科展(にかてん)」とは、話題性満点の日本で最も有名な展覧会のひとつ
「二科会(にかてん)」というのは、美術に興味がな人でも一度は耳にしたことがある展覧会ではないでしょうか? とはいえ、「にかてん」という言葉だけが独り歩きしてしまい、「にかてん」という言葉は知っていても、「二科会」を「にしなてん」と読んでしまう人も少なからずいるようです。
私が意識したのは、高校の頃です。美術教師が「二科会」に出していたので、そんな話を授業で聞いたのが印象に残っています。その前にも耳はしたことはあったでしょうが、ま記憶は完全に風化してしまいました。
ちなみに2021年9月は第105回目となります。100回以上も開催されています。すごいことですね。
では、まずは「二科展」の基本的なところから確認します。
「二科展」の基本情報
◯主催は二科会
主催は公益社団法人二科会です。二科会は美術家団体のひとつで、1914年(大正3年)に新進作家たちによって“旧科”に対する“新科”ということでと名付けられ、結成されました。
文展(文部省美術展)洋画部に対して新しい美術の確立を標榜しようとしたもので、「流派の如何にかかわらず、新しい価値を尊重し創造者の制作上の自由を擁護し、抜擢する」という趣旨が掲げられ、結成と同時に「二科展」が開催されました。
◯開催は毎年秋
現在までに100回以上の開催を数え、毎年9月から10月に行われています。開催場所については、第1回は上野竹の台陳列館、第2回からは三越や東京府美術館などで行われ、2007年からは国立新美術館で開催されています。さらに現在は東京展の後には半年ほどかけて東海や大阪、富山、京都、広島、鹿児島、福岡などの都市で巡回展を行っています。北海道や東北などで行われていないことに少し驚かされました。もしかすると美術人口が少ないのでしょうか。
◯作品は絵画・彫刻・デザイン・写真の4部門(公募)
二科会は「二科展」を全国から広く作品を公募するとともに、会員も研鑽を重ねた熟成度の高い作品を発表する場と考えています。現在は秋の「二科展」とは別に「春季展」も開催。これは会員の実験的作品の発表と新進作家の育成を目指したものとなっています。
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長い歴史があり、スケールの大きな公募展「二科展」ですが、たくさんの芸能人が入選していることでも知られています。最近では工藤静香さんやエド・はるみ さんの入賞が話題となっています。
そんなこともあって「二科展」自体が芸能人の才能アピール美術展というイメージを抱いている人も少なくはないかもしれません。
では、実際にどういった芸能人が入選しているのでしょうか。この続きは、あらためて。
では!
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今回の記事は以上となります。
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