『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。ちょっとした野暮用で仙台に行ってました。はい、仙台は実家です。滅多に帰らない親不孝者です。最悪だと思いながら、そんな反省も一晩寝るとすぐに忘れてしまいます。いわゆる発達障害なんでしょうね。とほほ・・・。
目次
さまざまな顔を持った作家さん、はまちひろさん
せっかく地方に行ったんですから、時間があったらギャラリーでも覗こうと思いつつ、ほとんど時間がありませんでした。
帰りの新幹線の時間とにらめっこ。スマホでサックリ検索して駅近でやってそうなSARPギャラリー『はまちひろの展覧会』を見つけ、ちょっとだけならば間に合うだろうと駆け足でお邪魔しました。
これは今回のDMで使われていた作品。モチーフは『ふしぎの国のアリス』ですね。
はまさんの作品はファンタジー系の物語をご自身なりのイメージにまとめ上げたもの。キャラや色彩、文字などが自由に動き回っていて、楽しさ感・しあわせ感・にぎやか感・ライブ感にあふれています。
ホワイトキューブの中にはカラフルな作品たちがお行儀良く並んでいるような印象。ピカピカの一年生的な初々しさとか、元気さ、可愛らしさのようなものが伝わってきました。
会場に着いたのが終了10分前あたりでしたので、写真はこの一枚しか撮っていません。ザックリ見た中でもっとも素朴な幸せ感が伝わってくる部分を切り取りました。
ほとんどの展示作品は新作でしたが、これは6年ほど前に制作されたまま手を加えられていない作品だったようです。
さて、展示は29日まで。お近くの方は、ぜひ! 穏やかな気分になれる展示です。ギャラリー前には駐車場もあるので、めっちゃ便利です。
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『はまちひろの展覧会』
日時:2017年10月24日(火)〜10月29日(日)
10時30分〜18時30分(最終日は17時まで)
会場:SARP(仙台アーティストランプレイス)
住所:仙台市青葉区錦町1-12-7門脇ビル1F
交通:仙台駅から徒歩約15分
サイト:http://www.bookshelf.cc/sarp/
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赤丸人気上昇中!?「オハヨウくつした製作所」
雑貨系の作品を手がける時は「オハヨウくつした製作所」と名乗っているそうで、帰りにお土産で「宮城名物シリーズ こけしちゃんバッヂ(ブローチ?)」を購入。
ほかにも多種多様なバッヂ(ブローチ?)があり、けっこう目移りしてしまいました。人気は「せんだいぶすグッズ」みたいですね(※仙台は三大ブス産地のひとつとして有名)。検索するといろいろ出てくるので、人気上昇中みたいです。
さらに親子向けの造形教室もやられているようで、幅広く活動されているようです。
●オハヨウくつした親子造形教室
会場:仙台美術研究所(仙台市若林区河原町1-2-51 スーパーワコー2F)
サイト:http//www.senbi-art.com
ちなみに河原町は通学ですぐそばを通ってました。懐かしい。近くに舟丁っていう場所があるんですが、自転車で飛ばしていたら消防自動車に突っ込んでしまったことがあり、その記憶がいまだに鮮明に残っています。
SARPギャラリーは作家が運営する新しい形態の展示スペース
SARPというのは「仙台アーティストランプレイス」の略です。正式にはギャラリーは付かないみたいですね。でも、わかりやすいので、SARPギャラリーと呼ばせてください。
作家さんたちが運営委員を務め、展示費用を出資してギャラリーを存続させている形態です。
サイトはこちら。
http://www.bookshelf.cc/sarp/
アートに多少なりとも関わってきた者としては、餅屋は餅屋であるのがベストだと思うので、作家さんが運営の雑務をこなすのは厳しいんじゃないのかな? なんて心配したりもしますが、この形態で数年も続いてきているようです。お疲れ様です。
しかし、多分、つぎのステップを模索している状態のような気がします。けっこうアート情勢は厳しいでしょうし。
実際、仙台のアート事情ってどうなの?
ギャラリーサイトのサポート募集ページを見ると、つぎのようなくだりが。
「とりわけ美術を取り巻く環境の悪化が大きく影響しています。長引く不況の中、文化行政の縮減、あいつぐ画廊の閉鎖等が続き、担い手であり主役であるべき作家個人へ大きな打撃を与えています。特に地方都市ではより深刻で、地元仙台でも同様な状況が続いており、実際のところこの数年本格的な展覧会が大きく減少してしまいました。」
ふむ。。。
ちょっと「仙台 アート」で検索してみました。
せんだいメディアテークがトップに出てきて、さまざまなアート情報があふれ出てくる・・・という状況ではないでようですね。
アート関係で上位に来ている「ART情報@仙台(https://twitter.com/artinfo_sendai)」というツイッターもアートというよりも文化情報っていう印象。なんと、せんだいメディアテークはそれよりも下位でした。おどろき。
そういえば仙台アンデパンダン(http://sendai21-independants.com/)というイベントに万城目純さんたちが出ていたから、肌で感じた仙台の印象を聞いてみようっと。でも、最近はなかなか万城目さんとシンクロしてないんですよね。1ヶ月ほど前に建部弥希さんの展示(http://ks-g.main.jp/exhibition/20170925/index.shtml)で会いましたけど。
アートの見方について考えてみた
終わり間際で10分程度しか見れなかったせいなのか、何か心にひっかかったまま帰りの新幹線でいろいろ考えてました。
「オレ的にはもっと縦横無尽に飛び回る感じがあると、さらに突き抜けて、面白い世界が見えてくるような気もした。」なんて偉そうなことをFacebookにもアップしたんですが、ちゃんと現場で見極める力が必要ですよね。
一般的にアートは好きキライで判断していいと思いますが、オレの立場的ではそれでは物足りないです。やはり「作品の本質を自分なりに見極めること」が必要だと考えています。
今回、さらに瞬時で判断する力量(眼力?)が必要だよなぁ。。。と痛感させられました。
自分が目指している存在は、青山二郎
稀代の目利きと評される青山二郎。「俺は日本の文化を生きているのだ」が口癖だったとか。
オレ的には青山二郎に少なからず影響を受けている部分がある、と思います。青山氏に比べると全然ピュアでもないし、眼力も鋭くないですけど。
独創的な眼力を磨くためには、少なくとも「よく観て、よく観じて、よく考えること」が必要なんだよなぁ。。。などと考えているうちに出口のない迷路をさまよっている気分になってしまいました。
ま、作家と観る側の関係は「フィフティフィフティ」で、アートとはその関係性の中で生み出されるものではあると思ってはいるんですけどね。。。
<余談>
青山二郎の本、気になったら読んでみてください。最も入手しやすいのは、コレだよね。
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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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