『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。2018年12月9日(日)、高円寺の高円寺障害者交流館にて「第五福竜丸は航海中~署名や手紙・願いを読む~」という講演会が行われました。
主催は杉並区内にある平和を願う団体が集まって作られた「原爆の図 第10部『署名』を展示する杉並区民の会」。そのメンバーのお一人、杉並光友会(原爆被爆者の会)の原田会長の関係でお邪魔しました。
全国で2008万人が署名! 空前絶後の署名活動の発端は杉並の魚屋さん
第二次世界大戦後、アメリカは北西太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験を行っていました(1946年から1958年にかけて23回、エニウェトク環礁と合わせると69回)。
1954年(昭和29年)、広島型原爆の1000倍の威力で、ブラボーというコードネームが付けらた水爆実験が行われ、その“死の灰”をのマグロ漁船「第五福竜丸」の乗員らが浴びる事故が起こりました。
その後、全国で水爆実験反対の声が沸き起こります。中でも杉並ではその先陣を切って熱心な討議が行われました。
中でも杉並区和田にあった鮮魚店「魚健」のオカミ、菅原トミ子さんの激しい訴えが多くの人の心を揺さぶりました。そして一気に原水爆禁止署名運動が広がっていきました。
魚の汚染は漁業関係者にとっては死活問題でした。もちろん日本人にとっても食卓から魚が消えてしまうなど、ありえないほどの深刻な社会問題だったからです。
この杉並ではじまった原水爆禁止署名運動は全国に広がり、2008万人が署名しました。さらに世界に広がり、7億人の署名が集まったとされています。
また、東京都は被爆した第五福竜丸を永久保存することを決定。1976年(昭和51年)に展示館が建設されました。
講演会「第五福竜丸は航海中~署名や手紙・願いを読む~」は、歴史の「語り継ぎ手」として第五福竜丸展示館学芸員の市田真理さん、さらに「魚健」の娘さんであった竹内ひで子さんのお二人を迎えての内容でした。
非常に内容の濃いものでしたし、せっかくなので講演会のダイジェストを加筆補足を加えながらお伝えしていきます。
市田真理さんの講演は当時の流行歌なども交えられ、非常にわかりやすいものだった
都立第五福竜丸展示館
http://d5f.org/
当時、小学生だった竹内ひで子さんの言葉は、非常にリアルな内容だった
「原子マグロ」という言葉が生々しい。『アサヒグラフ(1954.3.31号)』より
杉並で起こった署名運動は、正式には「水爆禁止署名運動」。この水爆と原爆については要説明なので、あらためて
第五福竜丸関連の書籍紹介
『第五福竜丸は航海中: ビキニ水爆被災事件と被ばく漁船60年の記録』
(第五福竜丸平和協会)
では!
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