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【竹の未知の可能性を探求】京都・竹定商店の挑戦「MICHIKU(ミチク)」 | 竹の話題005

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『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。竹に関する情報を紹介しています。基本的には全国の(たまには世界の)竹に関する最新ニュースをアーカイブとしてまとめているものです。全国の竹に関する活動やムーブメントなどを感じてもらえれば幸いです。

 



 

京都で放置竹林再生事業「竹コミュニティ事業」始まる(竹定商店)

○記事のタイトル

老舗竹材店・竹定商店「MICHIKU-竹コミュニティ事業」を開始

 

 

○記事の内容

これです(魚拓です)。

 

【竹の未知の可能性を探求】京都・竹定商店の挑戦「MICHIKU(ミチク)」 | 竹の話題005
https://archive.vn/VLMPy
↑クリックすると、魚拓に飛びます。

 

念のために文章にも残しておきます(場合によってポイントの抜粋)。

 

放置竹林再生事業「竹コミュニティ事業」始まる
(PR TIMES 2021年2月17日 14時00分)

 

京都で5代にわたり、竹林の育成整備から製品製造までを一貫して手がける老舗竹材店 竹定商店(http://www.takesada-shoten.co.jp)が運営する竹の未知の可能性を探求するプロジェクト「MICHIKU」(https://michiku.jp)。
デザイン性の高い竹内装材の実験に続き、第2弾では放置竹林再生をテーマとして、本格的な事業性と公益性を両立する事業「MICHIKU-竹コミュニティ事業」を開始します。

全国各地で放置竹林が増加し、周辺の生態系を破壊するなど社会問題となっています。原因は、生産者の高齢化・後継者不足であり、その根本は需要の減衰でした。しかしながら昨今、同社においてはむしろ原竹の供給不足が深刻化しています。

なぜこのようなアンバランスが生まれているのか。

それは、近年の伝統文化がもつ“ストーリー”という付加価値への注目と、デザイン分野の成長に関連していると、同社では見ています。実際に、同社が得意とする特注内装材製造に関して、この様な価値を付した受注が増えています。

 

●引用:放置竹林再生事業「竹コミュニティ事業」始まる / 株式会社竹定商店
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000056397.html

 



 

 

「MICHIKU-竹コミュニティ事業」の4つのポイント

「MICHIKU-竹コミュニティ事業」は以下の方法で運営が始まっています。

 

(1)竹定商店が加工適性等に合致するための造林・育成・伐採ノウハウを提供し、次世代の伐り子を育成します。
(2)産出された原竹は、安定した需要を背景に持つ竹定商店が適正価格で全量を買取ります。
(3)原竹は、品質・サイズに応じた製品に加工して販売します。
(4)竹加工時に排出された竹粉は、竹定商店の流通背景を通して土壌改良剤、保湿剤として農家の方々が消費します。

 

この循環についてのイラストが掲載されていました。

 

【竹の未知の可能性を探求】京都・竹定商店の挑戦「MICHIKU(ミチク)」 | 竹の話題005

 

 

わかりやすいですね。

 

同社の成長分野であるデザイン内装材と、部材生産需要の増加に追随して、生産地とする放置竹林の整備地拡大を行い、第2世代、第3世代と “ 伐り子として生きる ” 中山間地域での持続可能なライフスタイルの確立をサポートしていくのが狙いです。

 

カギとなるのは、デザイン内装の需要と新商品の開発といったところでしょうか。

 

リリースにはデザイン内装の画像が掲載されていました。

これです。

 

【竹の未知の可能性を探求】京都・竹定商店の挑戦「MICHIKU(ミチク)」 | 竹の話題005

 

オシャレですね。

 

しかし、こういう内装にどれだけ需要があるのでしょう。メンテナンスの問題もあります。

 

個人的には営業、デザイン、メンテナンス、加工方法などが気になります。

 

竹は非常に加工しやすい素材ですが、意外とデザイン展開で斬新なものが開発されていません。その辺に突破口があるでしょう。

とはいえ、デザイン内装レベルで竹をとりまく問題が解決するのか疑問の部分もあります。チマチマと加工していても追いつかないはずですから……。

京都・太秦の職人集団である竹定商店の今後の活躍が楽しみです。

 

 

 

京都の竹林はこんなに荒れているのか???

リリースには竹林整備前の様子の写真が掲載されていました。

 

【竹の未知の可能性を探求】京都・竹定商店の挑戦「MICHIKU(ミチク)」 | 竹の話題005

 

これは酷いです。京都って全域で竹の手入れをしている印象が強かったですが、そうでもないのでしょうか。

 

もしこれがリアルな実態だとしたら、「MICHIKU-竹コミュニティ事業」では生産者育成や山間地域の放置竹林を再生などの問題解決まで回しきれない気がします。

 

私の経験から言って、竹灯りイベント等のオブジェ的なものや内装デザインで消費できる竹の量は……残念ながらほんの少しです。

 

まずは行政などの力を借りて運営するしかないと思いますが、はたしてうまく軌道に乗るでしょうか。

 

竹は非常に成長が早い植物です。

竹の成長に負けないスピード感で事業が発展することを祈るばかりです。

 

<株式会社竹定商店>
住所:京都府京都市右京区太秦桂木町6
電話:075-861-1712
公式サイト:http://www.takesada-shoten.co.jp

 

では!

 

【竹ニュースを記事にしている理由】

ネット上で見つけたニュースから、「竹」に関係するものを紹介しています。

なぜアートイベントを企画する『ハート・トゥ・アート』が竹ニュースを取り上げるのか? 以前に杉並区のセシオン杉並というホールで「竹夢物語」というイベント企画を5回開催しました。東京楽竹団という竹楽器演奏チームの協力で行いました。

開催した理由は、「竹」という素材が非常にアート的で魅力的だと感じたからです。

現在、「竹夢物語」というイベント企画は休止中ですが、竹を通じて「日本文化の掘り下げ」「文化的情緒&感性の刺激」「西洋音楽とは異なる原始性の探求」などを掘り下げることで何か新しい視点が見い出せると考えています。

東京近郊にかぎらず、全国で竹に関して情熱を燃やしている方、興味のある方からのご連絡をお持ちしております(下記メールまで)。そういった方々と「竹夢物語」を再開したいと考えております。

 

『ハート・トゥ・アート』(渡辺)
メール:hiroshi-w@pop02.odn.ne.jp

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