『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。杉並区の田中良区長は「杉並区長記者懇談会(令和2年6月15日)」にて、「すぎなみアート応援事業」の立ち上げを明らかにしました。内容は杉並区内の劇場、ライブハウス、ホール、ギャラリーといった施設や活動者たちに対してで、法人で最大40万円、個人で20万円の助成を行う内容です。募集開始は6月18日かららしいです。気になる方は杉並区役所にお問い合わせください(電話:03-3312-2111)
目次
杉並区が「すぎなみアート応援事業」を立ち上げ
「令和2年6月15日記者懇談会」にて、田中良区長が「すぎなみアート応援事業」を立ち上げ、これに要する経費を予算案に計上することを発表しました。
マークが作られているようです。
階段??
対象者は新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、文化・芸術活動を実施する区内施設及び区内で活動する事業者となります。
イメージは下記のような感じです。
内容的には、単にお金を出すというよりも、新型コロナ対策に力を入れることで、区民が安心して文化・芸術鑑賞ができることが目的といった印象です。
【場を守る取組】と【活動を守る取組】の2種類があります。
詳細は下記のとおりです。
<すぎなみアート応援事業 【場を守る取組】概要>
感染症対策を講じながら文化・芸術を発信する区内の施設運営事業者へ給付金を支給します。
対象者:区内の劇場、ライブハウス、ホール、ギャラリー等の単独施設運営事業者
※文化芸術基本法8~12 条に挙げられている芸術を一般公衆に鑑賞させることを目
的とする施設(ただし、12 条は茶道、華道、書道のみ対象)
※国の持続化給付金の受給者が対象。
※(注1 補足参照)
給付額:1施設当たり (個人)20 万円、(法人)40 万円
事業規模:100件程度
スケジュール:6月18日~ 募集開始
問い合わせ先:不明(代表電話にてお問い合せください:03-3312-2111)
(注1 補足)
「文化芸術基本法(抜粋)」文化芸術基本法は、文化芸術に関する基本法として、2001年(平成13年)に制定された日本の法律です。2017年(平成29年)6月23日の法改正までは、文化芸術振興基本法という名称でした。該当部分の8~12 条は下記のとおりです。
第八条(芸術の振興):国は、文学、音楽、美術、写真、演劇、舞踊その他の芸術(次条に規定するメディア芸術を除く。)の振興を図るため、これらの芸術の公演、展示等への支援、芸術祭等の開催その他の必要な施策を講ずるものとする。
第九条(メディア芸術の振興):国は、映画、漫画、アニメーション及びコンピュータその他の電子機器等を利用した芸術(以下「メディア芸術」という。)の振興を図るため、メディア芸術の製作、上映等への支援その他の必要な施策を講ずるものとする。
第十条(伝統芸能の継承及び発展):国は、雅楽、能楽、文楽、歌舞伎その他の我が国古来の伝統的な芸能(以下「伝統芸能」という。)の継承及び発展を図るため、伝統芸能の公演等への支援その他の必要な施策を講ずるものとする。
第十一条(芸能の振興):国は、講談、落語、浪曲、漫談、漫才、歌唱その他の芸能(伝統芸能を除く。)の振興を図るため、これらの芸能の公演等への支援その他の必要な施策を講ずるものとする。
第十二条(生活文化、国民娯楽及び出版物等の普及):国は、生活文化(茶道、華道、書道その他の生活に係る文化をいう。)、国民娯楽(囲碁、将棋その他の国民的娯楽をいう。)並びに出版物及びレコード等の普及を図るため、これらに関する活動への支援その他の必要な施策を講ずるものとする。
<すぎなみアート応援事業 【活動を守る取組】概要>
区内で、3密対策等の感染防止策を講じながら活動する文化・芸術事業者へ助成します。
対象者:杉並区内に在住する個人又は活動拠点を有する団体で活動実績があること
※1個人・団体につき1回申請、活動実績は平成 31年4月以降
助成額:1事業当たり 上限30万円
事業規模:600件程度(第1期300件、第2期300件)
スケジュール:6月18 日~ 募集開始(8月審査・助成金決定)
問い合わせ先:不明(代表電話にてお問い合せください:03-3312-2111)
いろいろな給付助成、支援はあるが
杉並区に限らず新型コロナ関連の助成&支援はかなり多いんですが、情報がなかなか伝わってこないですよね。
「情報は自分から取りに行け!」って話なんですが、その情報収集に非常に大きな格差が出ていることを昔から感じています。
地域でも「賢い(小狡い?)エリア」だけ得しているという印象です。行政サイドの中には「フェアに情報を発信しているから、知らない方がダメだし、そんな人たちのケアまでしてられない」と平然と言う人も少なくないんですよね。
とはいえ、現時点(2020/06/17)で杉並区のサイトを見ても、該当支援の情報がパッと見つけることができなかったのも事実です。一人でも多くの方に届いて欲しいので、急いで記事にしました。
今回の記事が、多少でも該当する方々の未来に役立つことを願います。
<追記 6月18日更新>杉並区新しい芸術鑑賞様式助成金について(第1期)
記事にした助成金の情報が更新されたようです。補足として掲載いたします。これは前出の【活動を守る取組】の募集のようですが、詳細はご確認ください。
<助成金の趣旨>
活動の再開に向けて、区民等が安心して芸術を鑑賞できるよう、3密を防ぐ等の感染症対策を講じて実施する文化・芸術活動事業(新しい芸術鑑賞様式)に対し、その事業に係る経費の一部を助成します。
助成金額:1事業当たり 上限30万円
対象期間:令和2年6月18日(木)~10月31日(土)
受付期間:令和2年6月18日(木)~7月31日(金)必着
結果通知:8月下旬頃
問い合わせ先:杉並区文化・交流課 芸術鑑賞助成金担当(電話:03-5307-0366)
詳細URL:https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0206/1060351.html
では!
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今回の記事は以上となります。
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