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プロアマ不問！世界規模！日本イラストレーター協会のコンペ
日本イラストレーター協会（JIA）が年に一度、世界中から募集するイラストレーションのコンテストです。イラストレーターの新人発掘を目的としています。優秀な人材は、一流のイラストレーターに育つまで日本イラストレーター協会が支援していきます。
「JIA Illustration Award 2020」
審査は、海外のイラストレーターやアーティスト、さらにはアートディレクターや雑誌編集者などといったイラストを使う立場の方、計5名によって行われます。今回の審査員は公表されていません。参考までに昨年の審査員を紹介しておきます。
＜JIA Illustration Award 2019 審査員＞
・Lisa Falkenstern（アメリカのイラストレーター）
・Joao vaz de Carvalho（ポルトガルのアーティスト）
・Greg Paprocki（アメリカのイラストレーター）
・下山久美子（アートディレクター＆ コンサルタント）
・蟹江隆広（日本イラストレーター協会会長）
＜JIA Illustration Award 2019 実施概要＞
応募資格：プロ・アマを問わずどなたでも応募可
募集作品：ジャンルは不問。仕事等で作成したものは不可 ほか
出品料：1点：3,500円 2点目から：3,000円
応募期間：2020年4月1日～6月30日
提出物：事前申込み後に送付される出品書類、審査料払込取扱票に従う
賞：グランプリ（1点）賞金40万円ほか
WEBサイト：https://jpn-illust.com/compe/
「JIA Illustration Award」審査結果アーカイブ
「JIA Illustration Award」という名称は2015年からで、それ以前は「インターナショナル・イラストレーション・コンペティション」という名称だったようです。
インターナショナル！
けっこう壮大な名前でしたね。
ちなみ2019年の応募は579作品（277名）で。メカ系のイラストを描かれている「Haimeng Cao」さんが受賞しました。
「The winners of JIA Illustration Award 2019」
https://jpn-illust.com/compe/2019/winner.html
「Haimeng Cao」
https://www.artstation.com/haimengcao
『世界を魅了した新進気鋭の百人のイラストレーターVol.2』発売中
アマゾンを検索すると、日本イラストレーター協会からイラスト集が発売になっていました。
世界中から集めた新進気鋭のイラストレーター100人の作品が収録されています。要するに宣伝をかねたイラストレーターブックといったところでしょう。
以前はこの手のイラストレーターさんや装丁家のムック本が売られていましたが、ネット全盛時代ですから需要はすっかりなくなってきています。
はたしてこの本がどれだけ効果があるのでしょう。
これです。
『100 ILLUSTRATORS most attractive in the world Vol.2（世界を魅了した新進気鋭の百人のイラストレーター Vol.2）』
↑画像クリックすると、アマゾンのサイトに飛びます。
ちなみにYouTubeにスライドショーがアップされていました。
発行にあたってのメッセージ（日本イラストレーター協会 会長 蟹江隆広）
『100 ILLUSTRATORS most attractive in the world Vol.2（世界を魅了した新進気鋭の百人のイラストレーター Vol.2）』発行にあたり、日本イラストレーター協会の会長である、蟹江隆広さんがメッセージをサイトにアップされていました。
日本のイラストレーターの現状、日本イラストレーター協会設立の経緯、今後の展望などが書かれています。
ぜひ、下記から飛んでいってください。
日本イラストレーター協会会長、蟹江隆広氏
↑クリックすると、メッセージ記事に飛びます。
フリーのイラストレーターが1000万円くらい売り上げた時代もかつてはありました。
しかし、現状はそんな状況ではありません。蟹江さんのことは何も知りませんが、こういった業界を憂い、アクションを起こす存在は大切だと思います。
例えば……「声優界を何とかしなくては！」とエネルギッシュに活動された山田康雄さんのように。。。
そういった部分では、蟹江さん自身が目立っていく必要があるのかもしれませんね。
時代をつくるということは、黒子ではなく清濁併せ呑みつつ背負い込む必要がありますから。
うん、個人的に日本イラストレーター協会というより、蟹江隆広さんを応援したいと思います！
……ここでこんな記事を書いても、どこにも響かないでしょうが。。。汗
●声優の枠を超えた活躍！ 山田康雄さんの功績
完全に余談ですが、せっかくですので、最後に山田康雄さんの功績を簡単に紹介しておきます。
山田康雄さんは学生演劇を経て「劇団民藝」に合格するも、すぐに退団。その後、熊倉一雄に誘われて劇団テアトル・エコーに入団しました。すぐに役者と声優業を兼任するようになったそうです。銭形警部役の納谷悟朗と仲が良く、山田氏の葬儀での弔辞「おい、ルパン。これから俺は誰を追い続ければいいんだ」が参列者の胸を打ちました。
その後はクリント・イーストウッド、ジャン＝ポール・ベルモンド、ルパン三世という個性的なキャラを演じつつ、テレビタレントとしても活躍しました。
テレビタレントとしても人気だったせいなのかわかりませんが、山田さんは声優が生活できるようにギャラアップや再放送時（再使用時）の報酬交渉などを積極的に行い、実際に待遇改善を実現させました。
かなりこだわりの強い性格だったようで、収録の際に筋が通っていないことがあると激怒してスタジオから帰ってしまうこともしばしばだったようです。
役者に誇りを持っており、常に「声優を目指すな、役者を目指せ。演技は全身でするものだ。それでこそ『声優業』も活きてくるんだ」と口癖のように話していたようです。
調べてみると、山田康雄メモリアル本が出ています。1995年に死去した際に徳間書店より発売された追悼本で、即完売！ その後、7年が経過した2002年に3000部限定で再発売されたそうです。
「ルパン三世よ永遠に-山田康雄メモリアルー<豪華新装版>豪華本+特製CD」
↑クリックすると、アマゾンのページに飛びます。
ファンならずとも、山田康雄という人間を知ることは重要だと思います。
やはり、ジャンルの底上げには、スターが必要なんだろうなぁ。。。という気がしてなりません。
・ ・ ・
ところで意外と山田康雄さんの逸話って語られていないんですよね。
納谷悟朗さんも亡くなってしまいましたし、現在の山田さんを引き継いでいるクリント・イーストウッドの多田野曜平さんやルパンの栗貫さんに話を聞くと面白いかもしれませんね。
貴重映像〜山田康雄さん、増山江威子さんほか
山田康雄さんのことを書きましたが、山田さんのことをご存じない方も多いでしょうね。
いくつか貴重なYouTube映像を見つけましたので、貼っておきます。
まずは水曜ロードショー『ルパン三世カリオストロの城』の宣伝（1984年3月07日）で登場した山田康雄さんと増山江威子さん（峰不二子役）が愛川欽也さんとアフレコをする映像です。
続いて『ルパン三世』の超豪華な声優陣（山田康雄、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗）が一挙登場している子ども向けのバラエティー番組。
↑クリックすると、YOUTUBEに飛びます。
ラストは小川宏ショーの「声優特集」です。まだまだ声優という仕事が評価されていなかった時代ですね。
↑クリックすると、YOUTUBEに飛びます。
以上
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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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