全国の障害者関連の話題です。
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目次
<支援>点字楽譜をデータベース化した女性に「サフラン賞」
・記事リンク:https://www.kochinews.co.jp/article/392840/
・ポイント:社会貢献を目指す若い女性の視覚障害者に贈られる「サフラン賞」
・記事タイトル(報道媒体 日付):
上田さん(高知市出身)サフラン賞 点字楽譜をデータベース化(高知新聞 2020.08.28 08:42)
記事が消されてしまうかもしれないので、文章に残しておきます。
上田さん(高知市出身)サフラン賞 点字楽譜をデータベース化
2020.08.28 08:42
高知新聞
視覚障害者のICT支援 「仲間の刺激になれば」
自立して社会貢献を目指す若い女性の視覚障害者に贈られる第18回サフラン賞に、点字楽譜(点譜)のデータベース化や、日本点字図書館職員として障害者のICT(情報通信技術)支援に取り組んでいる高知市春野町出身の上田喬子さん(33)=東京都調布市=が選ばれた。上田さんは「一つずつ積み重ねたことが認められ、家族や関係者に感謝したい」と喜びをかみしめている。
サフラン賞は視覚障害者支援総合センター(杉並区)が主催。視覚障害の当事者で、文化向上や福祉増進に寄与している30代以下の女性をたたえている。
上田さんは春野東小学校に通っていた10歳ごろから、緑内障による視覚障害が進行し、15歳ごろに両目を失明。桐朋学園大学音楽学部(声楽)に進み、在学時は「自分でやれることを増やそう」と障害者向けパソコン教室に通い、スマートフォンの使い方などを学んだ。間もなく教室で教える立場になったという。
「スマホやパソコンが使えると誰かの視力を借りなくても、行きたいコンサートを調べたり、家に届いた手紙を読み上げさせたりできる。生活の幅が一気に広がるんです」
現在は日本点字図書館(新宿区)の職員として点字指導に加え、ICTを使った生活支援に携わる。
声楽家でもある上田さんは、音楽仲間と演奏会を開くだけでなく、全国組織の点字楽譜利用連絡会(日本点字図書館内に事務局)の運営委員として点譜のデータベース化と相互利用を進めている。
「出版されている点字楽譜は非常に少なく、貴重。失明した音楽家もいる。リストを共有することで、より多くの人に音楽を楽しんでもらえる」。サフラン賞の選考では、ラジオにIT講師として出演するなど、視覚障害者の生活向上へ積極的に活動している点も評価された。
受賞が決まり、上田さんは「好奇心が赴くままに人生を歩んできた。今後も自分の人生を楽しみながら、人生を切り開いて、同じような立場の仲間への刺激になればうれしい」と笑顔で語った。(安岡仁司)
・問い合わせ先など:
・視覚障害者支援総合センター(東京都杉並区)http://www.siencenter.or.jp/
・日本点字図書館(東京都新宿区) https://www.nittento.or.jp/
・日本視覚障害者団体連合 http://nichimou.org/
視覚障害者支援総合センターが贈る「チャレンジ賞」「サフラン賞」
社会福祉法人視覚障害者支援総合センター(東京都杉並区)は、職業自立して社会貢献を目指す若い視覚障害者に贈る「チャレンジ賞」「サフラン賞」というものを開設しています。
まずはサイトを見てください。
インパクトがあります。
「社会福祉法人視覚障害者支援総合センター(東京都杉並区)」
http://www.siencenter.or.jp/
さて、「チャレンジ賞」と「サフラン賞」に関してです。
この2つの賞は、視覚障害者をバックアップする制度はいまだ不完全という状況の中で、未来に夢を託して努力している若者や、今羽ばたこうとしている若者を、毎年男女1人ずつ選んで支え合い激励するようなきっかけになるような想いが込められた賞です。
いままでの受賞者はアーカイブページ(http://www.siencenter.or.jp/chasaf-new.html)で見ることができます。
今回は、点字楽譜のデータベース化で「サフラン賞」を受賞した上田喬子さんとともに、授業に模型の触知を取り入れた英語科教諭、齋藤健二さんが「チャレンジ賞」を受賞しました。
点字楽譜とは、6つの点で表記する楽譜
点字楽譜は、フランスの盲学校教師、ルイ・ブライユが考案したものです。
指先にすっぽりと収まる6点を、触って読みやすい4行に並べるという画期的な方法で作り出された楽譜です。
音符は、こんな風に表示されます。
「点字楽譜の基本記号(点字楽譜利用連絡会)」
http://brmusic.jp/tenjigakufu/
詳しくは上記「点字楽譜利用連絡会(点譜連) 」のサイトをご覧になってください。
点字を書きたい! 読みたい! ならばコレ!
点字をやってみると、暗号みたいで面白いとハマる人も少なくありません。
まずは基本を知り、道具で遊んでみてはいかがでしょうか。
夏休みの課題などにもオススメです。
ここからはじめる点字・点訳のきほん
視覚障害者にとっての文字=「点字」の表記法をわかりやすく解説した一冊です。付録として「点字見本シート」が付いていますので、実際の点字に触れて体感できるようになっています。
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点字器「N632小型点字器6行×32マス」
日本点字図書館が創立60周年を記念してオリジナルで開発した6行32マスのカラフルな点字器です。ブルーとピンクがあります。点字器を収納する透明プラスチックケースも付属していますので、持ち運びにも便利です。
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誰もが楽しめる! 点字による「さわるめいろ」
点字の線をさわってたどり、迷路を楽しむ絵本です。全盲の方、弱視の方、目の見える方を含め、歯ごたえのある迷路遊びが全11種類。目の見える人も見えない人も、「指先の感覚が研ぎ澄まされる」と大評判です。
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では!
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今回の記事は以上となります。
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