<過去記事プレイバック>
散らばったサイト記事の統合、振り返りながら現在の変化と比べることでの新しい発見を期待して「過去記事プレイバック」をはじめました。当時の記事は「引用」で囲み、更新日は当時の設定にしております。引用以外の部分は、冒頭に追記日(例:2017年12月××日追記)を加えています。
目次
阿佐ヶ谷の小劇場「アルスノーバ」はアングラの象徴だった
<2004年05月14日記事〜2017年12月12日追記/引用部分は除く>
真田千華子さんが出演する「劇団カサブタンドール」の第14回公演『リトルゲェト』(阿佐ヶ谷「アルスノーバ」)の紹介記事でした。
まずは当時の記事の引用から(基本的に原文ママ)。
第一発目は、第7回『ハート~』にイラストレーターとして参加された真田千華子さんの情報です。真田さんは<アツイ情熱を描き☆><ROCK魂の鼓動を演じ★>生きている女性。第7回に参加したときには、「花札遊戯48景」というタイトルで作品を発表されました。“愛らしさ”や“悪魔的なクールさ”などが同居する彼女の作品は来場者からも好評だったようです。
そんな真田さんが出演する芝居は、劇団「瘡蓋人形(カサブタンドール)」の第14回公演、『リトルゲェト』。今回はオムニバス公演だそうで、「ドライもん のぴ太と妊娠6ケ月」「ウォンチュウ~」という2作品が楽しめるようです。
この劇団のことは知らないのですが、HPを拝見する限り“業の深そうな芝居”をやりそうな印象を受けました。ぜひHPもチェックしてください。
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劇団「瘡蓋人形」 第14回公演『リトルゲェト』
・日時/5月13~16日
(13・14日は19:30~/15日は15:00~&19:00~
16日は14:00~&18:00~)
・料金/2800円(前売り2500円)
・会場/阿佐ヶ谷アルスノーバ
・住所/東京都杉並区阿佐ヶ谷南3-37-9
・電話/3391-4228
・公式HP⇒ CasabutanDoll
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すでに劇団カサブタンドールは解散。真田千華子さんも結婚したという話は耳にした気がしますが、現在の状況は不明です。
真田さんは小柄で可愛らしい感じでしたが、かなりアグレッシブに活動していたと記憶しています。
1955年オープン! 都内最古の小劇場の一つだった「アルスノーバ」
会場の小劇場「アルスノーバ」は阿佐ヶ谷駅そばにありました。かなりボロボロの劇場でしたが、調べてみると1955年オープンだったんですね。閉場は2007年。半世紀も続いていた劇場だったとは……あらためて感動しちゃいました。
出典:http://www.lasens.com/theaDetail23.html より
もともとは劇団アルスノーヴァの稽古場兼持ち小屋だったそうで、かの寺山修司が「俺に本を書かせろ」と言って来たので頼んだものの結局書かずじまいで、公演中止。おかげで借金をかかえた劇団は解散する憂き目に遭ってしまったらしいです。
オーナーだった今井重幸さんはお元気なのでしょうか。昔話を聞きたくなってしまいます。。。調べてみるとお亡くなりになっていました。
一時期、2階に土方巽が住んでいたこともあるそうです。土方巽のパフォーマンスに「舞踏」という言葉を当てたのは今井重幸さんらしいです。
「〜らしい」「〜だったそう」ばかり続くのが歯痒い気分になりますね。
初期のオサダ・ゼミナールの会場でもあったんですね。私は「新宿モダンアート」でやっていた記憶しかありません。早乙女宏美さんなどとショーをされてましたね。この時、私はプロダクションのFさんの関係で早乙女さんと接点はあったんですが、長田さんとは接点を持たないままで終わりました。
今井重幸さんは伊福部昭氏の弟子にあたる作曲家だった!
ヨネヤマ・ママコ、三条万里子、小松原庸子、小島章司、井上博文、野沢那智といった方々もこの劇場で育ったそうです。マジですごいですね。
今井重幸さんは本来は作曲家。独学で作曲をはじめ、交響詩『狂人の幻影』が縁となり伊福部昭氏に入門。
演出家としてもカフカの『審判』やイオネスコの『授業』などの日本初演を手がけています。
出展:伊福部昭公式ホームページ(暫定版)より
https://www.akira-ifukube.jp/%E4%BC%8A%E7%A6%8F%E9%83%A8%E6%98%AD%E3%81%AE%E9%96%80%E4%B8%8B%E7%94%9F/%E4%BB%8A%E4%BA%95%E9%87%8D%E5%B9%B8/
<参考>
今井重幸wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E4%BA%95%E9%87%8D%E5%B9%B8
今井重幸 略歴
http://salida1.web.fc2.com/imaishigeyukiryakurekii.html
今井重幸 作曲《ゴジラのフラメンコ》
http://salida1.web.fc2.com/imaishigeyukigoziranofuramenko.html
劇団カサブタンドール主宰の橋田安寸男さんはメディテーションヒーリングを展開中らしい
カサブタンドールで検索すると、いろいろと情報が出てきます。
主宰だった橋田安寸男(はしだ やすお)さんは劇団カサブタンドール解散後、2013年に9年ぶりに東京メガヘルツとして最始動。会場はキッドアイラックホールでした。
42歳で啓示を受けたそうで、現在は全国でセッション、セミナー、メディテーションヒーリングを展開中だそうです。
『リトルゲェト』公演は私も観に行ったはずですが、内容はまったく思い出せません。
現在、カサブタンドールの遺伝子は、劇団竹の方々、RAY(中沢礼子)さんによる「Orbitallink」などに受け継がれているのでしょうか。
劇団竹のサイトを見ていたら、協力クレジットに「劇団タッチミー」の名前がありました。よくよくサイトを見てみると、真田さんと一緒にやっていた橋本尚子(現在は辻村尚子)さんが出演されていました。
真田さんは結婚しても、落ち着いたタイミングで活動を始めるタイプのような気がするので、またどこかでシンクロすることもあるでしょう。
<参考>
劇団竹
http://gekidan-take.com/
Orbitallink
http://orbitallink.tumblr.com/about
<余談>
日本を代表するテルミン奏者の大西ようこさん。とてもチャーミングで気さくな方です。今井重幸さんで検索してみると、アルバム『オール テルミン』の中に今井さんの名前が! しかもめっちゃお世話になっている橘川琢さんの名前も。やはり世の中は狭いですよね。
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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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