全国の障害者関連の話題です。
私自身が障害者への理解を深めるために、さらに地域と障害者をつなぐ活動「杉並発!アートブリッジ事業」の土台作りを目的に情報収集しています。
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目次
<活動>重症心身障害児の人生を追ったドキュメント『普通に死ぬ〜いのちの自立〜』完成
・記事リンク:https://www.tokyo-np.co.jp/article/52697?rct=life
・ポイント:親が亡くなった後と追った映画『普通に死ぬ〜いのちの自立〜』
・記事タイトル(報道媒体 日付):
障害者の親亡き後 追う 「普通に死ぬ」 あいち国際女性映画祭で公開(中日新聞・東京新聞 2020年9月2日 07時39分)
記事が消されてしまうかもしれないので、文章に残しておきます。
障害者の親亡き後 追う 「普通に死ぬ」 あいち国際女性映画祭で公開
2020年9月2日 07時39分
中日新聞・東京新聞
重い障害のある人が「親亡き後」も地域で暮らし続けられるよう、家族や支援者らが奮闘するドキュメンタリー「普通に死ぬ〜いのちの自立〜」が完成した。利用できる福祉サービスや医療が限られる中、障害の有無にかかわらず、誰でも地域で「普通に生き、死ぬ」にはどうしたらよいかを問いかける。名古屋市で開かれる「あいち国際女性映画祭2020」で、6日に初公開される。(細川暁子/中日新聞)
特別支援学校卒業後の重症心身障害児が過ごす通所施設をつくった保護者らの奮闘を撮影し、二〇一一年に公開されたドキュメンタリー「普通に生きる」の続編。通所施設の利用者と家族が年を重ね、さまざまな困難に直面する中、地域で在宅生活を続ける道を支援者と模索する姿を追った。
重い障害のある人が在宅で生活する場合、主に同居する家族が訪問介護や通所施設、施設の短期入所などの福祉サービスを利用しながら介護している。
ただ、たんの吸引や胃ろうなど医療的ケアが必要になると、利用できるサービスは限られる上、介護を担っていた家族が病気になったり、亡くなったりすると、さらに在宅生活は難しくなる。障害者が支援を受けながら少人数で共同生活を送る「グループホーム」の制度もあるが、看護が常時必要な重度の人を受け入れられるホームは少ない。
一方、入所して療養する「重症心身障害児者施設」は全国に約二百カ所ある。「親亡き後」は入所するケースが多いが、親しんだ地域で暮らし続けることを望む人もいる。
映画に登場する脳性まひの向島育雄さん(34)の母で、一四年にがんで亡くなった宮子さん=享年六十九=もその一人。育雄さんと二人暮らしで、自分の体の不調を感じながらも、胃ろうなどで二十四時間の介護が必要な息子を案じ、病院に行けなかった。
がんの進行を遅らせられるが、副作用のある治療をするかと医師から尋ねられると、宮子さんは「障害のある子がいるから」と治療を選ぶ。宮子さんにとって育雄さんは、生きる「希望」だった。
宮子さんが入院中、育雄さんは当初、病棟のショートステイで宿泊しながら、日中は通所施設に通っていたが、しばらくして入所施設に入った。宮子さんは亡くなる直前まで、育雄さんが暮らせるグループホームを切望していたという。育雄さんは葬儀でひつぎの中をのぞき込み、目を閉じた母の姿におえつする。
障害者のきょうだいの苦悩も記録。静岡県富士市の沖侑香里さん(30)は五年前、進行性の難病で十代後半に寝たきりとなり、一七年に二十一歳で亡くなった妹茉里子さんの介護に直面した。茉里子さんを自宅で介護していた母ががんで他界。沖さんはグループホームに茉里子さんを入所させたかったが、空きがなく、介護のために名古屋市の会社を辞めて地元に転職した。
沖さんは茉里子さんが亡くなった約一年後「静岡きょうだい会」を設立。きょうだいを介護する人が定期的に集まり、延べ約百九十人が参加した。「介護が原因で進学や就職、結婚などに悩む人が思いをはき出せる場が必要」と話す。
映画では、一人一人の障害者をヘルパーや医師、看護師ら専門職が連携し、支える姿も伝え、障害者をめぐる制度や課題も浮き彫りにする。撮影した映像作家で、制作会社「マザーバード」代表の貞末麻哉子さん(62)は「一人の『生』をたくさんの人たちが支え、障害のある人も多くの人生を支えている」と話す。
◇
六日は招待上映で、午前十時から名古屋市東区のウィルあいちで。十月十七日から同市中村区のシネマスコーレで、同三十日から東京都品川区の「キネカ大森」などでも上映。詳しくは公式ホームページで(「普通に死ぬ」で検索)。
・問い合わせ先など:
・『普通に死ぬ~いのちの自立~』公式サイト http://www.motherbird.net/~ikiru2/index.html
・映像制作プロダクション「マザーバード」http://www.motherbird.net/
・生活介護事業所 でら~と(社会福祉法人 インクルふじ) http://incle.jp/delato/
・静岡きょうだい会 https://shizuoka-kyodai.amebaownd.com/
ドキュメンタリー『普通に死ぬ~いのちの自立~』
映画『普通に死ぬ~いのちの自立~(監督・撮影・構成・編集:貞末麻哉子)』は、映像制作プロダクション「マザーバード」の製作・配給による長編ドキュメンタリー(119分)です。
年齢を重ねてゆく、重い障がいがある人とその家族・・・。在宅生活の中心的ケアラーが病に倒れると、残された医療的ケアの必要な人が、生まれ育った地域で生ききる」ことはなぜこれほどまでに困難なのか。前作「普通に生きる~自立をめざして~」から10年。家族と支援者の葛藤や気付き、「一緒に生き合う」取り組みを追い、厳しい現実から希望を見出すドキュメンタリーです。
劇場予告編が2種類あります。
東京都杉並区では9月11日(金)セシオン杉並 にて上映
2020年9月6日(日) 、第25回 あいち国際女性映画祭2020の招待上映を皮切りに、全国で上映されます。現時点で決まっているのは下記のとおりです。
・2020年9月6日(日) 招待上映:第25回 あいち国際女性映画祭2020 にて
・2020年9月11日(金) 一日一回上映会(イベントあり):東京都杉並区 セシオン杉並 にて
・2020年10月17日(土) ~2週間予定:愛知県名古屋市 シネマスコーレ にて
・2020年10月30日(金)~2週間予定:東京都品川区 キネカ大森 にて
・2020年10月25日(日) 一日2回上映会(イベントあり):兵庫県西宮市 西宮プレラホールにて
・2020年10月30日(金)~11月5日 プレミア上映:第21回 宝塚映画祭にて会期中
・2020年11月13日(金)~終了未定:静岡県富士宮市 イオンシネマ富士宮 にて
・2020年11月28日(土) ~終了未定:大阪市西区 シネ・ヌーヴォ にて
・2020年内日程調整中:京都市南区 京都みなみ会館 にて
上
映会の詳細は公式サイトの<全国での上映日程>のページをご覧ください。
公式サイト:http://www.motherbird.net/~ikiru2
東京都杉並区上映詳細:9月 11日、NPO法人みかんぐみ主催
日時:2020年 9月 11日 (金曜日)
場所:セシオン杉並ホール(杉並区梅里1-22-32)
開映時間:10時~
アクセス:地下鉄丸ノ内線 東高円寺駅より徒歩約5分
主催:NPO法人 みかんぐみ
料金:無料
お問い合わせ&申込:080-5091-1992
※上映後、貞末監督、重度障害児保護者、ゲストによるトーク有り
NPO法人みかんぐみは、東京都杉並区で活動する団体です。公式ページは下記をご覧になってください。
では!
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