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紙以前の記録媒体「竹」による2000年前の「割り勘」の記録 | 竹の話題001

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『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__artです。竹に関する情報を紹介しています。基本的には全国の(たまには世界の)竹に関する最新ニュースをアーカイブとしてまとめているものです。全国の竹に関する活動やムーブメントなどを感じてもらえれば幸いです。

 



 

中国の博物館に保存されている2000年前の竹に記された記録〜竹の話題001

○記事のタイトル

動画:「割り勘」でおもてなし、2千年前に書かれた勘定書 中国

 

 

○記事の内容

今回の竹に関するニュースです。

これです(魚拓です)。

 

紙以前の記録媒体「竹」による2000年前の「割り勘」の記録 | 竹の話題001

http://archive.is/RhUXX
↑クリックすると、魚拓に飛びます。

 

念のために文章にも残しておきます(場合によってポイントの抜粋)。

 

動画:「割り勘」でおもてなし、2千年前に書かれた勘定書 中国
2020年5月24日 13:34 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]

 

【5月24日 Xinhua News】中国では紙が発明されるまで、簡牘(かんどく)が最も主要な記録媒体だった。昔の人は木や竹の札に文字を書き、絹や麻のひもでとじて書物のようにし、これを簡牘と呼んでいた。甘粛省(Gansu)は簡牘の出土が最も多い省で、1907年から今までに計8万枚以上が見つかっている。うち漢代(紀元前202年~220年)の簡牘「漢簡」は7万枚以上に上る。甘粛省簡牘博物館では現在、4万枚以上の簡牘とそれらと一緒に出土した文物1万件余りがまとめて保存されている。中でも、2千年前の昔の人の支払い方法が詳細に記録された当時の「割り勘」の勘定書は、同館が所蔵する宝物の一つとなっている。

同館整理研究部の肖従礼(Xiao Congli)主任によると、これは2千年前に国境付近の関所で人をもてなした際の勘定書で、標題には「労辺使者過界中費」と書かれているという。辺境の兵士を慰労するために朝廷から派遣された使者(労辺使者)を、地方の関所の官吏がもてなした際にかかった費用について書かれており、食材には穀物や米、羊、酒、野菜などを用意したとの記録がある。また、最後に費用を集計し、肩水金関(酒泉市金塔県にある関所)の官吏27人が1人55銭ずつを均等に分担したことも書かれている。

●引用:「動画:「割り勘」でおもてなし、2千年前に書かれた勘定書 中国」(AFPBB News)https://www.afpbb.com/articles/-/3284533

 



 

Xinhua Newsとは? 甘粛省簡牘博物館はどこにある? 記事の補足など

今回は記事に出てくる言葉を簡単に紹介します。

 

◯Xinhua Newsって?

Xinhua Newsとは、正式な英文は「Xinhua News Agency」、正式名称は「新華通訊社」です。中華人民共和国の国営通信社で、日本では新華社通信(しんかしゃつうしん)と呼ばれています。

1931年11月7日、延安で設立され、1948年に北京に移り、現在は政府国務院新聞総署の管轄下にあります。

党や政府の重要発表や中国国内の一般ニュースを海外向けに配信しています。さらに「新華網」という大手ニュースサイトも運営しており、世界100カ国以上で記者が活躍しています。

 

中国大手ニュースサイト「新華網」日本語
「新華網」日本語
http://jp.xinhuanet.com/

 

実際、「新華網」日本語は、単純な「新華網」の日本語訳版ではなく、日本人向けにニュースが選別されているようです。

 

 

 

◯簡牘(かんどく)とは?

記事では「木や竹の札に文字を書き、絹や麻のひもでとじて書物のようにし、これを簡牘と呼んでいた」と紹介されています。

実際は、「簡」は竹札、「牘」は木札のことで、竹簡と木簡の総称を「簡牘」と呼ぶようです。もっと細かいことを言ってしまうと、一行の文字が書かれている竹片・木片を「簡」もしくは「札」と呼び、二行以上の文字を書くことができるものを「牘」と呼んでいます。

日本では木簡がよく使われていましたが、中国では竹も木も両方使われていたために「簡牘」と呼ばれています。

文字は墨(木炭やグラファイト、鉛などの粉を水と漆で溶いたもの)で書かれた場合がほとんですが、場合によっては「刻歯(こくし) 」と呼ばれる刻み込みにもされました。さらに紐でつなげられることも多かったようです。ちなみに冊」という漢字は、簡牘から作られた象形文字です。

 

 

◯甘粛省(かんしゅくしょう)とはどのあたりなのか?

甘肃省は中華人民共和国北西部に位置する省です。

地図を見てください。

 

甘粛省(かんしゅくしょう)は中華人民共和国北西部に位置する

 

黄河上流域にあたり、シルクロードが通ることで有名です。かつて繁栄した武威、酒泉、張掖、敦煌は、現在も観光地として栄えています。面積は45万4000㎡で日本よりやや広く、人口はおよそ2,500万人。現在は工業が盛んな活気のある街で、古くは秋田県と1982年に友好提携を結んでいます。秋田エリア以外では蘭州市と八戸市、敦煌市と日光市、鎌倉市、臼杵市などが友好交流都市として関係を深めています。

食べ物で有名なのは、名物「牛肉麺(ニューローメン)」。煮こんだ牛肉とスープ、小麦の麺からなる麺料理ですが、地域によって作られ方が異なっているようです。

 

 

◯甘粛省簡牘博物館

簡牘に関しては、大阪大学中国哲学研究室内にある「中国出土文献研究会」がかなり深く研究されているようです。

調べてみると、こんな記事が見つかりました。

 

「甘粛省文物考古研究所・甘粛簡牘博物館での出土簡牘実見」(中国出土文献研究会)
「甘粛省文物考古研究所・甘粛簡牘博物館での出土簡牘実見」(中国出土文献研究会)
http://www.shutudo.org/research/kansyuku/kansyuku3

 

甘粛簡牘博物館や簡牘についてかなり突っ込んだ内容が紹介されています。

非常に勉強になりました。

 



 

さらに簡牘や牛肉麺を掘り下げたい人は、こちらをどうぞ

簡牘についてもっと知りたい人は、これをご覧になってください。主要な簡牘(木簡・竹簡)をすべて眺望できるカラーガイドです。見るだけで面白いと評判です。

しかも三国時代の名刺なんてのもあります。

 

「中国古代簡牘のすべて」(横田 恭三)
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↑クリックすると、アマゾンのページに飛びます。

 

続いて、牛肉麺のご紹介。

牛肉麺のインスタントラーメンです。

 

「康師傅経典紅焼牛肉麺(5食入)」
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所詮はインスタントラーメンですが、話のタネに食べてみるのはいかがでしょうか。

では!

 

【竹ニュースを記事にしている理由】

ネット上で見つけたニュースから、「竹」に関係するものを紹介しています。

なぜアートイベントを企画する『ハート・トゥ・アート』が竹ニュースを取り上げるのか? 以前に杉並区のセシオン杉並というホールで「竹夢物語」というイベント企画を5回開催しました。東京楽竹団という竹楽器演奏チームの協力で行いました。

開催した理由は、「竹」という素材が非常にアート的で魅力的だと感じたからです。

現在、「竹夢物語」というイベント企画は休止中ですが、竹を通じて「日本文化の掘り下げ」「文化的情緒&感性の刺激」「西洋音楽とは異なる原始性の探求」などを掘り下げることで何か新しい視点が見い出せると考えています。

東京近郊にかぎらず、全国で竹に関して情熱を燃やしている方、興味のある方からのご連絡をお持ちしております(下記メールまで)。そういった方々と「竹夢物語」を再開したいと考えております。

 

『ハート・トゥ・アート』(渡辺)
メール:hiroshi-w@pop02.odn.ne.jp

 

今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【発行責任】
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ボランティアサポーター募集中です
『ハート・トゥ・アート』の活動に興味を持ってくださった方のご連絡をお待ちしております。住んでる場所は杉並に限らず、国内外は問いません。もちろん年齢、性別なども特別な規定ありません。好奇心がい方、大歓迎です。関わってくださった人にとってプラスになるような形を考えながら関係を深めていきたいです。イベント制作の相談、企画、協力なども可能な範囲で行っております。また、『ハート・トゥ・アート』活動のサポーターも随時募集中。面白い人たちと面白いことをやりたい人は渡辺までご連絡ください。
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