『ハート・トゥ・アート』渡辺（@heart__to__art）です。京都のタケノコ畑に突如「金色に輝く竹」が出現したと話題となりました。竹の種類は「キンメイモウソウチク」に分類されるものですが、通常の竹の中に生えることは、極めて珍しいことのようです。
目次
金色に輝く竹！ 「キンメイモウソウチク」の仲間か（京都市西京区）
京都のタケノコ畑に突如「金色に輝く竹」が出現し、話題になりました。
突如出現、金色に輝く竹 京都のタケノコ畑 農家「こんなの初めて」（京都新聞／2020年5月23日）
記事の一部を抜粋しておきます。
京都市西京区のタケノコ畑で、金色の縦じま模様の竹が生えているのをタケノコ農家が見つけた。畑を管理する田原一樹さん（３７）は「３０年近く竹を見てきたがこんな経験は初めて」と興奮気味に話した。
収穫が落ち着いた５月上旬ごろ、成長して皮がめくれた竹の幹に、金色の縦じまの模様ができていたという。周囲には約６００本の竹が生えているが、模様があるのは１本だけ。「新型コロナウイルスの影響で売り上げも減って落ち込んでいたが、金色に輝く竹が心を癒やしてくれた」と田原さん。
専門家によると、この竹は金色の縦じま模様が特徴の「キンメイモウソウチク（金明孟宗竹）」に分類されるものだそうです。
金色竹のアップの写真も掲載されていました。
見た感じでは、金色というよりも、黄色ですね。
とはいえ、まわりの竹色とはまったく異なりますので、パッと見ると金色のように際立って見えたことでしょう。
金色の竹といえば、日本最古の物語『竹取物語』
金色の竹と聞くと、何を連想しますか？
私は……
やはり『竹取物語』。
誰もが知っている、竹取の翁（たけとりのおきな）によって光り輝く竹の中から見つけ出され、翁夫婦に育てられた少女・かぐや姫に関する物語です。
9世紀後半から10世紀前半頃に成立したとされ、日本最古の物語とされています。
ところで『竹取物語』は2種類あるのはご存知でしょうか？
二つの『竹取物語』
ひとつは『竹取物語』。そして、もうひとつは『今昔物語』に出てくる「竹取翁女児を見付けて養ふ語」です。大筋は似ていますが、細部はちょっと違います。
きっと、『竹取物語』の話を伝え聞いた人が『今昔物語』に収録したんでしょうね。
少し話が脱線しましたが、「キンメイモウソウチク（金明孟宗竹）」について、もうちょっとだけ掘り下げてみます。
「キンメイモウソウチク（金明孟宗竹）」は天然記念物に指定されている
「キンメイモウソウチク（金明孟宗竹）」は、名前のとおり孟宗竹の珍種です。国の天然記念物に指定されています。
突然変異により黄金色になったらしいです。
時期とタイミングによっては、観賞用として販売されているようです。
家に金色の竹があると、金運がアップしそうですね。
ちなみにアマゾンで竹の盆栽（←クリックすると、アマゾンのページに飛びます）を調べてみると、いろいろと出てきます。
パッと見た感じ、私はこれが気になりました。
そこそこの値段ですが、竹の盆栽って面白そうな気がします。
「金明竹の鉢植え」
↑クリックすると、アマゾンのページに飛びます。
では！
【竹ニュースを記事にしている理由】
ネット上で見つけたニュースから、「竹」に関係するものを紹介しています。
なぜアートイベントを企画する『ハート･トゥ･アート』が竹ニュースを取り上げるのか？ 以前に杉並区のセシオン杉並というホールで「竹夢物語」というイベント企画を5回開催しました。東京楽竹団という竹楽器演奏チームの協力で行いました。
開催した理由は、「竹」という素材が非常にアート的で魅力的だと感じたからです。
現在、「竹夢物語」というイベント企画は休止中ですが、竹を通じて「日本文化の掘り下げ」「文化的情緒＆感性の刺激」「西洋音楽とは異なる原始性の探求」などを掘り下げることで何か新しい視点が見い出せると考えています。
東京近郊にかぎらず、全国で竹に関して情熱を燃やしている方、興味のある方からのご連絡をお持ちしております（下記メールまで）。そういった方々と「竹夢物語」を再開したいと考えております。
『ハート・トゥ・アート』（渡辺）
メール：hiroshi-w@pop02.odn.ne.jp
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今回の記事は以上となります。
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