「こどもフェア2018」&「ハート18」の期間中、伊藤雅史(移動マッサージ)さんと遠藤昌宏さんの二人によるパフォーマンス「かく、かかれる、」が行われました。15日、17日の2回行われた今回のパフォーマンスですが、15日は子ども向けのオープンなスタイルで、17日はアート的なクローズな方向性で行われました。
その様子を簡単に紹介します。映像もしっかり収めておいたので、ちゃんと編集してアップしたいところです。
現在、外付けHDの容量が目一杯なので、ちょっと時間がかかりそうです。合計7テラもの外付けHDを接続しているんですが、映像データは重いために容量がすぐに足りなくなります。かなり悩ましいところです。
目次
「こどもフェア」向け〜子ども&ファミリー向けのスタイルだった初日(15日)
まずは二人のプロフィールからご紹介します。
<プロフィール>
遠藤昌宏:俳優。舞台を中心にフィジカルシアターや人形劇、仮面劇などジャンルを越えて活動する。 おもしろいことを考えることがおもしろい。
伊藤雅史(移動マッサージ):絵描き。個展や壁画、ライブペイントなんでも 表現活動してます。1度見たら忘れ無い、 人の心に残るような絵を描く事が最終目標。
非常に短いプロフィールですが、お二人ともさまざまな経験を積まれてきています。遠藤さんとは初めてご一緒させてもらいました。初めての打ち合わせでは、現場の良さを最大限に活かそうというアイデアを提示すると共に、自由度の高い伊藤さんを冷静に突っ込みながら、より良いところに着地させようという意識が強く感じさせられました。
遠藤さんがツイッター投稿で打ち合わせの様子を投稿されていたので、それをご掲載します。
9/15と17
第18回ハートトゥアート内
伊藤雅史×遠藤昌宏 ライブペイント「かく、かかれる、」15日13:00-14:00
17日16:00-16:40
(於、セシオン杉並 )絵描きの伊藤が白タイツの遠藤にライブペイントします。
15日はこどもフェアバージョン。ご来場のこども達もその場で参加していただけます。 pic.twitter.com/45Deufd2J5
— 遠藤昌宏 ピース (@masaaave) 2018年9月11日
さて、まずは15日の本番の様子をサクッと写真で振り返ります。
この日は朝からあいにくの雨。当初は屋外で行う予定でしたが、雨でお流れ。急遽、施設の空きスペースで行うことなりました。
いつも9月は雨が絡みます。この時期は台風も来ますし、屋外イベントにとっては厳しいですね。
・ ・ ・
パフォーマンスのタイトルは、「かく、かかれる、」。
シンプルでわかりやすいタイトルです。こういうシンプルさは伝わりやすいので大切なことです。私は小難しいタイトルに走りがちなので、勉強になります。
本番前のお二人の様子です。
お二人は10年くらいの関係だそうですが、パフォーマンスを一緒にやるのは初めてだったそうです。
伊藤さん(右)はポーズを決め、目に力を入れてます。こういう伊藤さんの無垢というか無邪気な感じが個人的には好きな部分です。一方、遠藤さんは冷静というか、場を俯瞰して見渡している印象を漂わせていました。
伊藤さんの戦闘服ともいえる「つなぎ」。10年くらい着ているそうです。背中に描かれた絵に歴史を感じさせられます。使用後だけではなく、使用前にも洗うそうです。お清め的な感じなんでしょうね。
本番は展示室の脇通路をメインの舞台にして行われました。
10メートルほどの白いシートが敷かれただけのシンプルな形でした。
パフォーマンス本番は白いシート部分以外の施設内エリア、ホール舞台まで広げた形で行われました。
館内に突然現れた白い全身タイツの男性のパフォーマンスに喜ぶ人、あえて無視する人、気づかない人、それぞれの反応が面白かったです。
イベントスタッフの女子学生は、背を向けてガッチリと自分をガードしていました。どう対応していいのかわからなかったんでしょうね。
(撮影:Daemon)
伊藤さんが絵を描くと、反応する遠藤さん。色によって反応も異なるところがポイントでした。
(撮影:Daemon)
白い全身タイツの遠藤さんは “ 生きているキャンバス ” という設定で、そこに伊藤さんが絵を描いていくという流れでした。
「こどもフェア」ということもあり、たくさんの子どもたちもお絵かき?に参加してくれました。最初は恐る恐る描く感じでしたが、人数が増えてくると、歯止めがきかなくなるほどの流れとなりました。集団心理、恐るべし。
こんな感じです。
まな板の上の鯉って感じですね。
(撮影:Daemon)
最終的には、遠藤さんは顔にまで描かれてしまいました。ジム・キャリーって感じですね。
そして終了!
こういったパフォーマンスは身近に行われているモノではありませんので、一般の人たちにとっては不思議体験になったと思います。
アート向け〜1時間に及ぶパフォーマンスとなった17日
15日が動的なパフォーマンスとすれば、17日は静的な内容でした。緊張感のある濃い内容でした。パフォーマンスは1時間を超えるほどで、二人の集中力の高さを感じさせられました。
パフォーマンス後の伊藤さんのツイッター投稿を載せておきます。
17日の高円寺ハート・トゥ・アート内伊藤雅史×遠藤昌宏「かく、かかれる、」終了致しました〜!遠藤さんの磨きかかった表現に、伊藤の集中してのライブペイントパフォーマンス、現代アート的には中々完成度高い面白さだったと思います! pic.twitter.com/ZdOhImUT7g
— 伊藤雅史(通称:移動マッサージ)9月末個展。 (@MasashiIto) 2018年9月19日
基本設定は、伊藤さんが自分の部屋で絵を描いているというものでした。伊藤さんが好きな音楽(ゲーム「SONIC」のBGMや電気グルーヴなど)は実際に家で使っているラジカセから流れ、そのかたわらには牛丼が置かれていました。
個人的には、遠藤さんが壁面に書いた「点 点 点 点 点 点 点 点」が気になりました。
伊藤さんらしい色彩が描かれた全身タイツの遠藤さん演じる「動くキャンバス」との関係性は、見る人によっていろいろと想像できる内容だったと思います。
次回、同じような形での二人のパフォーマンスがあるかとうかはわかりませんが、伊藤さんのピュアで没入しながら表現し続けるスタイル、そして遠藤さんの多角的に思考しながらパフォーマンスを掘り下げていく姿勢は非常に面白かったです。何かの形で、またご一緒したいです。
伊藤さんとは、以前から話が途中になっている企画がいくつかありますので、それを実現したいところです。
2018年9月28日〜10月2日に伊藤雅史さんが個展を開催(早稲田ドラードギャラリーにて)
今回お世話になった伊藤雅史さんが個展を9月末から行います。今年度最後の個展だそうです。小作品を中心とした内容です。
部数限定生産の画集『画狂M』を発売するそうです。これは約20年間にわたる画業の中から伊藤さんがチョイスしたベストセレクション「伊藤雅史BEST作品集」で、リミテッドエディションナンバー入り&ミニ版画入りです。
会場は早稲田ドラードギャラリーです。とても個性的な建物で知られています。
早稲田ドラードギャラリー
住所:東京都新宿区早稲田鶴巻町517 ドラード和世陀103
営業時間:12:00〜20:00(最終日のみ〜18:00まで)
定休日:毎週水曜日
電話:03-6809-3808
サイト:http://doradogallery.main.jp/
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