『旅するアート』……アート的になにげに目につき、気になった人の言葉、情報、記事を備忘録的に残しているだけです。付随した情報とか、感想も場合によって載せておきます。カテゴリーは表現全般です。ジャンルや時代にはまったく囚われていません。
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目次
秩父・皆野町「ブックカフェ・ギャラリー PNB-1253」
長瀞インターから5分程度の場所に「ブックカフェ・ギャラリー PNB-1253」というアートと本、食が融合する空間があります。
ガレットが人気メニューのようで、自然の中に佇む素敵なカフェとして知られています。
静かな場所に溢れる泉、ぼたぼたと、今日もよろしく。 pic.twitter.com/RnsmJe8Fyk
— PNB-1253 / 保坂彩樹 (@PNB1253) 2018年5月18日
オーナーは保坂彩樹さん。
第2回『ハート・トゥ・アート』に写真家として参加された方です。
まずは店舗情報を。
「ブックカフェ・ギャラリー PNB-1253」
住所:埼玉県秩父郡皆野町大字下田野1253-1
電話:0494-62-6323
営業時間:11〜19時(冬季は18時30分まで)
定休日:水曜日、第一・第三木曜日(祝日は営業、振替定休あり)
※梅雨休み・秋休み・冬休みあり
※親鼻橋交差点から約100m右側
※予約不可
※混雑時は6名様以上はお断りする場合がございます。
ツイッター:https://twitter.com/PNB1253
サイト:https://pnb-1253.tumblr.com/
ブログ:https://blog.goo.ne.jp/pnb-1253
ショップ:https://www.iichi.com/people/K7667063
マップ:
ツイッターのやりとりで知った“秩父前衛派”の存在
先日、保坂さんのツイートが気になって、思わず反応してしまいました。
それがこれです。
秩父前衛派とは?? https://t.co/mI3OVXxdFE
— ハート・トゥ・アート @ わたなべ (@heart__to__art) 2018年5月16日
このやりとりまで“秩父前衛派”っていう存在をまったく知りませんでした。
調べてみると、ちゃんとサイトもありました。
秩父前衛派サイト
http://zeneiha.thebase.in/
2010年、埼玉県秩父市にてギタリストの笹久保伸、同じくギタリストの清水悠、サンポーニャ奏者の青木大輔により始められたアート運動。
活動は主に3人によってなされるが、所謂演奏や作曲活動を目的とした団体ではなく、一貫してアート運動だと主張している。
活動は演奏や作曲活動のみならず、詩や絵画、映画など、あらゆる芸術活動を行っている。
別の記事を見ると、2008年頃から活動を始めたとも紹介されています。まぁ、そのあたりなんでしょう。
秩父地域が持つ根源的な『前衛性』に注目して、調査研究→作品発表というスタイルで活動されているようです。
私にとって、秩父はほとんど行ったことがない場所です。近くて遠いエリアです。
根源的な『前衛性』っていうのが気になります。
笹久保伸さんのツイッター(https://twitter.com/shinsasakubo)を見ると、武甲山というキーワードが目に付きます。
秩父のセメント産業を担う日本屈指の石灰石鉱山「武甲山」は消えゆく運命?
「武甲山」は名峰のひとつとして知られています。
elminium [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons
調べてみると、石灰岩の採掘でかなり削り取られてしまっているようです。
地元では採掘権の問題から生じた摩擦もあったようです。
石灰岩採掘は神殺しの行為? 笹久保伸さんが問う「秩父前衛派」展
採掘現場では毎日のように爆破が行われているようです。
笹久保伸さんにとっては、「武甲山」という神の山を破壊し、穢している“神殺しの行為”だととらえているそうです。
現在、笹久保伸さんの「秩父前衛派」展が東京・新井薬師駅そばの「スタジオ35分」で行われています。
その辺の想いが作品として提示されています。非常に気になります。
展示は26日までです。
保坂さんのツイートを見たときには、てっきり秩父エリアで行われていると早合点していました。まさかの中野区での展示だったとは。
調べれば調べるほどに気になってくる展示です。
笹久保伸「秩父前衛派」展
日時:2018年5月9日(水)〜5月26日(土) 17〜23時
会場:スタジオ35分(東京都中野区上高田5-47-8 )
休館日:日・月・火
サイト:http://35fn.com/
スタジオ35分さんって、夜に営業しているスペースなんでしょうか。23時までっていうのが素敵です。
音楽家・高橋悠治のギター作品集『道行く人よ、道はない』を2015年にリリース
資料を整理していたら、『ぶらあぼ』という音楽雑誌(2015年9月号)が出てきました。
処分する前にページをめくっていると、笹久保伸さんが高橋悠治のギター作品集『道行く人よ、道はない 高橋悠治ギター作品集』をリリースした記事が載っていました。
偶然って面白いです。
せっかくなので、記事のポイントを書き残しておきます。
・『道行く人よ、道はない』のギター曲の大半は笹久保さんの委嘱で2009年以降に作られた。
・笹久保さんは生後2カ月から1年ほどペルーで暮らしたことがあり、さらに2004年から約3年間、ペルーに住みながら演奏活動&アンデスの民謡採取を行った。
・アンデスの民族音楽の中で、ペルーにだけはギターソロの曲がある。
・土地の伝統を継承している「人」があっての音楽という思考。
・直接触れてみないとわからない精神みたいなものがある。
・アルバムには「秩父事件」の主導者が詠んだ俳句を朗読する作品がある。
・「秩父事件」の話題は地元ではタブー。負の歴史。
・2005年以降、20数枚もCDをリリースしている。
ざっとこんな感じです。
個人的には「土地の伝統を継承している「人」があっての音楽という思考」にシンパシーを感じます。
音楽に限らず、あらゆる場面でいえることです。
しかし、伝統を継承していない人が歴史や文化、想いを蹂躙したりするすることって少なくないんですよね。
罪です。
私はそう考えています。
ちなみに「秩父事件」とは1884年(明治17年)に秩父地方の農民たちが困民党(こんみんとう)という集団を結成して行った大規模な武装蜂起事件のことです。
By MChew [Public domain], from Wikimedia Commons
最後にアルバム『道行く人よ、道はない』を紹介しておきます。
ささっと備忘録のつもりでしたが、長くなってしまいました(汗)。
では!
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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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