『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。16日(土)は濃い時間を過ごしました。かなり保守的になってきてますけど、やっぱり冒険は大事。面白い出会いがありますから。
目次
地味な店舗で、派手な衣装(ステージドレス)を販売して早十数年!
宇佐見未奈さん客演『メトロノームが邪魔をする』は面白かったです。ブログに感想は書いたけど(https://www.heart-to-art.net/BLOG/event/usami-mina-0042/)、細かいところはネタバレしちゃうから書けないのが悩ましいところです。
観劇の後、どこに行こうかと新宿2丁目方面に向かいました。フラフラと歩いていると、かなり地味なお店の貼り紙が目にとまりました。
「ユーズ」というブランドの宣伝チラシでした。銀杏BOYZのミュージックビデオに衣装が登場しているようです。
なぜか無性に気になったので、スマホで記録。帰ってから調べると、ステージドレス専門?のショップだったようです。
フォロワーを見るとストリッパーさんが多いので、そちら系の衣装をメインで手がけているのかもしれませんね。
ミュージックビデオに登場する矢沢ようこさんは『ギルガメッシュないと』(テレビ東京)で人気を博した方で、現在はストリッパーさんです。
映像はこちら。
銀杏BOYZ『恋は永遠』
三浦大輔監督と銀杏BOYZ峯田和伸による愛おしい世界
ミュージックビデオ『恋は永遠』の監督は三浦大輔さんでした。
三浦監督の商業映画初監督作品は2010年公開の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』。主演は銀杏BOYZの峯田和伸さん。二人のつながりはこの当時からっぽいですよね(その後も舞台『母に欲す』などで何度か合体しています)。
映像は二人による女性に対する愛おしい世界、やるせない気持ちが描かれていると思います。
劇団「ポツドール」は休止中?
三浦監督は劇団「ポツドール」主宰者でもあります。
2014年に公開され、本編123分中、着衣シーンが18分30秒のみで話題になった映画『愛の渦』は三浦監督の戯曲。2005年、劇団「ポツドール」で初演されました。
『愛の渦』再演時のチラシ。イラストは桔川伸さん
ポツドール過去公演:http://www.potudo-ru.com/past/past18.html
桔川伸 公式サイト:http://www.crank-cp.net/
劇団のサイトを見ると、現在は活動休止中のようですね。
ストリップ文化は風前の灯火?
ちょっと気になってストリップについて調べてみると、日本のストリップは1947年、新宿「帝都座」ではじまったとされています。名画に見立てた「額縁ショー」が行われたのが最初です。今年はストリップショー上陸70周年だったんですね。
しかし、ストリップ文化は風前の灯火らしいです。最盛期には200館以上もあったとされているストリップ劇場も、現在は20館弱程度の模様。踊り子さんの数もかなり減ってきているんでしょうね。
ツイッターのおすすめユーザーに仙葉由季さんが出現
「ステージドレスshop ユーズ」のツイッターを見ていたら、おすすめユーザーに仙葉由季さんが出てきました。
https://twitter.com/yuki_semba
かなり昔にストリッパーさんの取材をしたことがあります。名鳥優さん、十三茄津子さんといった大スターから新人まで、8名くらいのストリッパーさんを選んで会いに行ったんですが、その中の一人が仙葉由季さんでした。
そのときの印象がめっちゃ強かったんですよね。「なんだこの別次元感???」みたいなオーラを仙葉由季さんは発していました。
現在は新宿ゴールデン街・五番街「ぱいんつりー」で不定期でママをされているようですね。
タイミングが合ったら覗いてみようかと思います。
ちなみについでに書いておきます。私のマイベスト踊り子さんは、小泉ゆかさんです。
親衛隊もすごかった記憶があります。
記憶が劣化してますが、すごいパフォーマンスだったはずです。
それから、「なんとか(←忘れた)バンビ」さんも凄かったような・・・でも、記憶が風化してしまいました。
ストリップの精神を再認識する時代なのかもしれない
現在、ストリップに行くことはなくなってしまいましたが、素晴らしいパフォーマンスをされる若手の踊り子さんも少なくないようです。
浅葱アゲハさんのエアリアル(空中パフォーマンス)は見たことがあります。見た瞬間に『ハート・トゥ・アート』に出てもらいたいと思いました。
以前、イベントで舞踏の赤土類さんに宙吊りパフォーマンスをしていただいたことがありますが、そういう超絶世界みたいなものを多くの人に見てもらいたいんですよね。
荒俣宏さんの『万博とストリップ――知られざる二十世紀文化史』(集英社新書)では、ストリップの精神が未来を牽引するパワーの源とされていました。
しかし、すでに隠されたものがほとんどなくなってきている現代では、ストリップは時代遅れなんでしょうか。
直木賞作家、桜木紫乃さんの『裸の華』はストリッパーが主人公。連載を記念して踊り子さんと対談をしています。
小説すばる「裸の華」連載開始記念 桜木紫乃・踊り子さんに聞く
http://renzaburo.jp/contents_i/093-sakuragi/001/
脚を骨折し復帰困難と思われたベテランの踊り子さん、相田樹音さんとの対談は読んでみる価値大です。
「くじけそうな個々や弱っている人に、優しい魔法をかけてあげられる仕事だから」。
そんな相田樹音さんの言葉にグッときます。
もしかすると、いまだからこそストリップの精神を再認識する必要があるのかもしれません。
<参考>
『万博とストリップ―知られざる二十世紀文化史 (集英社新書)』(著:荒俣宏)
『裸の華』(著:桜木紫乃)
↓[ Googleセレクト 関連コンテンツ ]↓
今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
━━━━━━━━━━━━
【発行責任】
『ハート・トゥ・アート』(渡辺)
http://www.heart-to-art.net/
◆ツイッター: https://twitter.com/heart__to__art
◆facebookページ: https://www.facebook.com/HEARTtoART
★記事に関するお問い合わせ・ご意見は下記からどうぞ★
http://www.heart-to-art.net/heart_to_art_contact.html
★ボランティアサポーター募集中です★
『ハート・トゥ・アート』の活動に興味を持ってくださった方のご連絡をお待ちしております。住んでる場所は杉並に限らず、国内外は問いません。もちろん年齢、性別なども特別な規定ありません。好奇心がい方、大歓迎です。関わってくださった人にとってプラスになるような形を考えながら関係を深めていきたいです。イベント制作の相談、企画、協力なども可能な範囲で行っております。また、『ハート・トゥ・アート』活動のサポーターも随時募集中。面白い人たちと面白いことをやりたい人は渡辺までご連絡ください。
http://www.heart-to-art.net/heart_to_art_contact.html
★facebookページ チェックしてください★
facebookページでは、タイムラインに流れてきたお世話になった作家さん情報&ハート・トゥ・アート開催情報をシェアしたりしています。
━━━━━━━━━━━━